UFC on ESPN+77:第1試合・クレイトン・カーペンター vs. フアンカミロ・ロンデロス

フライ級。

UFCデビュー戦のカーペンターは26歳で6戦全勝。LFAではビクトル投げからの膝十字、右ハイキックでいずれも秒殺フィニッシュ勝利すると、昨年8月にコンテンダーシリーズ出場。判定での勝利ではあったが、UFCとの契約を決めた。ジュニア時代から柔術(ノーギ含む)、パンクレイション、ムエタイ、ゴールデングローブなどで実績を積んでいて、UFCデビュー戦だが高いスキルを持っており、有望株として期待されている。

ロンデロスは2019年にプロデビューし、その年に4勝したが、それ以降は試合出場がなかった。昨年5月、コンテンダーシリーズに出場が決まっていたところで、計量直前の減量中に体調不良で倒れたハウリアン・パイバの代役として急遽UFCデビュー。いきなりランカーのドヴォジャークと対戦したが、タックルを切られバックを奪われチョークで一本負けし、現在の実力は全く見られず。しかし、準備期間が全くなかったことも考慮する必要がある。今回が本来のUFCデビュー戦と言える。

すぐに詰めるロンデロス。打撃からタックルへ。カーペンターが倒され際にギロチンに抱える。外されてガードに。インサイドからパウンドを落とすロンデロス。カーペンターは十字を狙ったが防いでパウンド。しかし今度は三角!腕十字に切り替える。首を抜いて逃れようとしたロンデロスだが今度はオモプラッタの体勢に。自ら下になり外したロンデロス。カーペンターがハーフで押さえた。足を抜いてマウント。その瞬間にうつ伏せになったロンデロスからバックマウント。仰向けになりチョーク。ディフェンスしていたロンデロスだが腕を入れ替えて絞めてタップアウト!

最初テイクダウンは取られたものの、その後のグラウンドのスキルは前評判通りの高さを見せた。

ロンデロスは三角に捕まったのがすべて。下からかなり出来る相手なのはわかっていたはずだが、ロンデロスが不用意だったのか、カーペンターの仕掛けが巧かったのかはわからず。

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