UFC on ESPN+79:第4試合・ビクター・ヘンリー vs. トニー・グレーブリー

バンタム級

現DEEPバンタム級王者のヘンリー。昨年UFCデビューしたばかりだが、35歳と若くはない。RIZINでも金原正徳をKOするなど2連勝していたが、コロナ禍でアメリカ国内でキャリアを積んでいた所で代役でのUFCデビューのチャンスを得て、初戦はランキング手前の実力者・ハローニ・バルセロスに完勝。が、2戦目はレジェンドながら4連敗と落ち目のハファエル・アスンソン相手にオッズで大幅フェイバリットにかかわらず、手数が少ない展開で判定負けしてしまった。

31歳のグレーブリーはATT所属。UFC4勝3敗。テコンドー・レスリングがバックボーン。前戦は無敗でUFCデビュー戦も勝利したジャビッド・バシャラート相手にカーフキックを打ち込むも、タックルを切られ、逆に投げられ下になる展開でスタミナを削られて判定負け。

得意のカーフを蹴るグレーブリー。右を入れた。蹴りで出るヘンリー。前蹴り。右ミドル。グレーブリー首相撲から膝。ヘンリーまたミドル。グレーブリータックル。切ったヘンリー。膝を入れて離れた。お互い右をヒット。パンチからハイを入れるグレーブリー。詰めてパンチ・膝。両者手数が多い。グレーブリータックル。ヘンリー受け止めたが、ケージに押し込むグレーブリー。四つでがっぷり組み合ってテイクダウンを狙う両者だが、倒せず離れる。詰めてジャブ・アッパーを入れるヘンリー。残り1分。ここまで拮抗した展開。グレーブリーダブルレッグで膝をつかせた。立ったヘンリーのスタンドバックに。足を絡めて倒そうとする。持ち上げて投げたがすぐ立つヘンリー。残りわずかでキムラを狙ってクラッチし倒れ込んだがホーン。

1R残りの攻防でバックを制していたグレーブリーのラウンドか。

2R。序盤の打ち合いでヘンリーのパンチがヒット。グレーブリータックルに入るが切られた。立ったがヘンリーがパンチでプレッシャーをかける。グレーブリータックルに。がぶったヘンリーだが、放してボディに蹴り。ヘンリースタンドでギアを上げた。パンチで下がらせる。グレーブリー後退。タックルでしのごうとするグレーブリーだが、受け止めてケージに押し込むヘンリー。ケージを背負うグレーブリーにパンチを入れる。グレーブリータックル。今度は倒した。バックに回る。バックを取らせて立ったヘンリー。向き直ったヘンリーが引き剥がしてまた打撃の手数で出る。ケージを背負わせてパンチ・ボディに膝。グレーブリータックル。切ったヘンリー。休まず打撃を出していくヘンリー。残り1分。グレーブリーケージ際で入れ替えてタックルに入るが、ヘンリーこらえてブラウン肘。もらって動きが止まっているグレーブリー。なんとかダブルレッグからボディロックして投げを放つ。こらえたヘンリーが膝。離れた。すぐ出ていくヘンリー。ホーン。

2Rヘンリー。

3R。また打撃の手数で押すヘンリー。グレーブリーも打ち返してきた。タックル。受け止めたヘンリー。放した。グレーブリーも連打を入れていく。ヘンリーちょっと疲れが見える。逆に手数を増やしてきたグレーブリー。疲れがあるが手を出していくヘンリー。グレーブリー思い出したようにカーフキック。しかしその後のタックルは切られる。がぶったヘンリーが頭部に膝。スピードが落ちているヘンリーだが、それでも手を出していく。パンチからタックルへ。パンチ連打から左ハイを入れたグレーグリー。タックル。ヘンリー前転して足関。膝十字。パンチを打ち込んで耐えているグレーブリー。しかしグレーブリー肩固め。後転で外したヘンリー。逆にバックに回る。立ったグレーブリー。背中に乗ろうとしたが正対したグレーブリー。タイムアップ。

最後までノンストップで攻め続けた好勝負。

30-27ヘンリー、29-28グレーブリー、29-28ヘンリー。スプリットでヘンリー勝利。

3Rは際どかった。ギリギリの勝負を制したヘンリー。この勝ちは大きい。

1Rは2者ヘンリー。結果としてこの差が勝敗を分けた。

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