ストロー級で体重オーバーを繰り返していたカルビーヨは20年のフライ級転向初戦でいきなりランキング1位のジェシカ・アイに勝利。が、そこからチューケイギアン、アンドラジ、アンドレア・リー、ニーナ・ヌネスに4連敗。過去に5勝1敗(3一本勝ち・2体重オーバー)の成績を残したストロー級に戻しての初戦となる。チームアルファメール所属の35歳。
メキシコのゴディネスはUFC3勝3敗。21年には試合の翌週に欠場した選手の代役として階級上のフライ級で出場したこともある(判定負け)。バックボーンは柔道。前戦はランキング13位のアンジェラ・ヒルに1Rパンチでぐらつかせたが、2R以降は打撃で打ち負け判定負けでランキング入りはならず。29歳。
パンチ・サイドキックを出していくカルビーヨだが、パンチを入れるゴディネス。飛び込んでワンツー。距離を取るカルビーヨ。リーチに勝るカルビーヨは遠い間合いから打撃を入れる。ゴディネス飛び込んで右。また飛び込んだがそこにカルビーヨタックル。テイクダウン。ハーフ。残り1分。ガードに戻したゴディネス。下からけった。カルビーヨ立った。ゴディネスも立ってスタンドになるが残りわずか。打撃で出るがホーン。
手数ではややゴディネスだが、カルビーヨが終盤上を取ったのがどれだけ評価されるか。上になっても特に攻めがなかったが。
2R。また距離を取るカルビーヨ。ゴディネスじわじわ詰めるが、先に手を出すカルビーヨ。ゴディネス飛び込むが距離を取られた。カルビーヨがパンチをまとめる。また出たところでカルビーヨタックル。しかしゴディネスオーバーフックして内股でしのぐ。離れた。また詰めていくゴディネス。ワンツー。前蹴り。飛び込んでジャブ。じわじわ出てきた。ケージ際まで下がるカルビーヨ。飛び込んで打撃を入れていくゴディネス。残り1分。積極的に手を出していくゴディネス。カルビーヨのタックルを切って右ハイ。またプレスしてケージを背負わせるゴディネス。ホーン。
2Rはゴディネス。
3R。ジャブの手数を出していくカルビーヨ。ゴディネスパンチからミドル。どんどんパンチを出すカルビーヨだがゴディネス右ハイ。ステップインジャブ。右オーバーハンド。ゴディネス鼻血。カルビーヨ手数を止めないが、ゴディネス左を入れて詰めてきた。飛び込んで右を入れたゴディネス。前蹴り。カルビーヨのワンツーがヒットするがゴディネスはハイ。休まず手を出していくカルビーヨ。しかし出るのはゴディネス。ワンツー。下がってきたカルビーヨ。残り1分。両者ノンストップで打ち合う。ゴディネスがハイキックを放った際にスリップ。組みに行ったカルビーヨだが、逆にスタンドバックを取ったゴディネス。投げた。しかし寝かされず立って引き剥がしたカルビーヨ。タイムアップ。
29-28カルビーヨ、29-28ゴディネス、30-27ゴディネス。スプリットでゴディネス勝利。
僅差だったが手数での勝利か。
メディアのジャッジはほぼゴディネス。30-27と29-28が半々。