ROAD FC065:メインイベント・キム・スーチョル vs. ブルーノ・アゼベド

63kg級トーナメント準決勝。勝者は相手の計量失敗で不戦勝となった原口央と10月の決勝戦で対戦する。

フェザー級王者スーチョルは、かつてはアジア最強バンタム級ファイターの一角だったが、一時引退。2021年に4年ぶりにフェザー級王座決定戦復帰するが、1Rギロチンで一本負け。8ヶ月後にダイレクトリマッチが組まれ、2R開始直後のパンチでKOしてタイトルを獲得した。昨年9月にはRIZINに6年ぶりに出場し、扇久保に判定勝ち。年末のBellatorとの対抗戦に出場すると、フアン・アーチュレッタ相手に接戦となったが、レスリングで上回られてスプリット判定負け。トーナメント一回戦ではロシアのインデンコにギロチンで55秒一本勝ちして、トーナメント出場の韓国勢として唯一生き残った。31歳。

ブラジルのアゼベドは現在ドイツ在住。かつてはノヴァ・ウニオン所属で、修斗ブラジルでキャリアを積んでいた。2月にはONE Friday Fightsで2R肩固めで勝利。6月の一回戦はパク・ヘギュンにチョークで勝利。

アップライトに構えて出るスーチョル。蹴りで牽制。下がるアゼベド。ケージ際に。左ボディを入れたスーチョル。アゼベドロー。スーチョルもローを返す。パンチで出たスーチョル。左ボディを入れてケージに押し込んだ。四つに組んだ両者。が、レフェリーこの攻防には早めのブレイク。スーチョルカーフキック。右を入れたアゼベドだが、またプレスするスーチョル。アゼベドがパンチで詰めてきた。スーチョル組み止める。足をすくって倒したが、すぐに立ち上がるアゼベド。スーチョルの左がヒットしぐらついたアゼベド。しかしジャブを返す。アゼベドタックル。シングルレッグ。回転して引き剥がしたスーチョル。左ハイ。四つに組んだスーチョル。またケージに押し込むとボディに膝を入れ離れた。ケージに押し込む。首相撲から膝。残り1分。アゼベドタックルに入るが、受け止めて潰しスーチョルが上に。ガードのアゼベドにパウンド連打。後転して立とうとしたアゼベド。バックに回りパンチを入れるスーチョル。アゼベドが立って離れるところに右ハイ。ゴング。

2R。プレスしていくスーチョル。ケージを背負ったアゼベドに左ボディで飛び込んだ。アゼベド四つから膝を入れて離れる。左ボディを入れるスーチョル。左右のボディ。クリンチしたアゼベドをケージに押し込む。離れる。スーチョルカーフ。左フック。パンチから右ハイ。アゼベドタックル。タイミングよく入ったが、ケージでこらえるスーチョル。押し込むアゼベドだがブレイク。蹴り合い。アゼベドがパンチを入れたところでゴング。

3R。蹴り合い。パンチから組んだスーチョルがケージに押し込む。入れ替えて膝を入れたアゼベドだが、スーチョルが脇を差すと離れた。アゼベドタックル。また受け止めて逆に倒したスーチョル。パウンド。アゼベド起き上がりタックルに入って立つ。またタックルに入るアゼベドだが、また倒され下に。バックに回るスーチョル。アゼベドスクランブルで上を狙ったが、スーチョルすぐに立ち上がりケージに押し込む。またブレイク。パンチが入りアゼベド効いた。引き込むとスーチョル上からパウンド。消耗しているアゼベド。スーチョルハーフからパウンド。ガードに戻したアゼベドだが、スーチョルが上からパウンド連打。凌ぐだけのアゼベド。腕十字を狙ったが防がれてタイムアップ。

判定3-0でスーチョルが決勝進出。原口央とのRIZINファイター対決に。

ケージインした原口とフェイスオフ。原口「このトーナメントで一番目立ってないと思うけど、一番人生賭けてるんで勝ちます」

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