UFC on ESPN+85:第4試合・エドガー・チャイレス vs. ダニエル・ダ・シウバ

フライ級。

7月に平良達郎と対戦したことで日本でもおなじみのチャイレスが早くも(勝った平良より早く)UFC2戦目。メキシコ勢がフィーチャーされた大会ということもあるが。本来は先月のコンテンダーシリーズに出場予定だったが、急遽7月に平良達郎の相手を務めることになり、ラッキーなUFCデビューを果たした。平良が本調子でなかったこともあったが、1R序盤にはパンチでダウン気味に倒し、3Rにはギロチンに捕らえると、残りわずかでマウントから絞めて追い込むなど苦しめた。27歳。

ブラジルのダニエル・ラセルダ・ダ・シウバはUFCデビューから4連敗(途中、体重オーバーによる試合消滅もある)しているが、5度目のチャンスを与えられた。前戦は平良に敗れているCJ・ベルガラで、1Rにベルガラから打撃でダウンを奪ったものの仕留めきれず逆に消耗し、2Rに足関を狙いに行ったところで反転され、上からのパウンドでKO負け。負けたがファイト・オブ・ザ・ナイトを受賞した上に、まさかの5度目のチャンスを与えられた。アグレッシブで、MMA11勝5敗はすべてフィニッシュ決着。27歳。

カーフを蹴るチャイレス。ラセルダもカーフで牽制。距離を取って牽制の打撃を撃ち合う。チャイレスボディストレートから右ミドル。ラセルダ圧をかけてきた。ケージ際まで下がったチャイレス。ラセルダタックル。わりとあっさり倒されたチャイレス。ハイガードから三角狙い。防ぎつつ肘を入れるラセルダ。体を起こし立ち上がったが、距離が開いた瞬間に立ったチャイレス。すぐにシングルレッグに行くラセルダ。チャイレスケージでこらえながらギロチン。入れ替えてケージに押し込んで絞める。ラセルダの腕がだらりと下がったのを見てレフェリー落ちたと判断し止めた。

が、ラセルダなぜ止めるんだと抗議。腕の落ち方を見たら止められても仕方ないが。

レフェリー陣でビデオリプレイを見て協議。

裁定はレフェリーがミスを認めてノーコンテストに。確かにストップ後の反応を見ると落ちてなかった可能性があるが、あの腕の下がり方は落ちたと判断されても文句は言えない。まあ腕が下がった後、レフェリーが一旦落ちたか確認してから止めても良かったかもしれないが(もしかすると、その手順が抜けていたからノーコンテストになったのかも)。チャイレスがひたすら気の毒。

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