UFC on ESPN+85:第1試合・ヨセフィン・ノットソン vs. マーニック・マン

女子ストロー級

K-1ファイターのノットソン。K-1ではKANAと3度対戦し1勝2敗。最後の対戦も敗れたがスプリット判定だった。一昨年にMMAデビューし、ここまで6連勝(1KO)。昨年のRoad To UFCでもワンマッチを戦い判定勝ちしている。今年8月のコンテンダーシリーズではシュートボクシングでRENAと対戦経験がある同じ元キックのバービックと対戦し、打撃戦を制して判定勝ち。が、今シーズン初めて、勝者なのにUFCとの契約を果たせず。それが欠場選手の代役として、同日にコンテンダーシリーズで戦った誰よりも早くUFCデビューを決めた。キック戦績は27勝5敗。アマチュアムエタイで2018年に世界選手権優勝している。27歳。

当初はUFC女子最年少のヤスミン・ルシンドと対戦予定だったが、先週ルシンドの欠場が決まり、緊急代役のマーニック・マンとのUFCデビュー戦対決に。

マンは昨年のコンテンダーシリーズに出場し、判定負けでMMA初黒星を喫し、UFCとの契約ならず。今年4月のLFAではパンクラス1勝1敗のアンバー・ブラウンと対戦し判定勝ち。MMAの前にはボクシングをしていたが、半年の練習で試合に出ていたとのこと。UFCで2番目に小さい身長152cm。30歳。

ノットソン前蹴りからワンツー。組みに来たマンの頭を潰してボディに膝。シングルレッグでしがみつくマン。強いパンチを入れるノットソン。立ち際に膝!スタンドに戻ると打撃で出るノットソン。圧されて下がるマン。ワンツー。マン強引に首投げを狙ったが、首がスッポ抜けて下に。ハーフ。固めながらパウンドを入れる。マン動けない。残り1分で足を抜いてサイドに。マウント!ハイマウントにするとマンは下からしがみつくのみに。ホーン。

1Rノットソン。打撃、テイクダウンの攻防、グラウンドとすべてで圧倒。

2R。マンすぐにタックル。ケージに押し込みダブルレッグへ。腕をオーバーフックしてこらえるノットソン。入れ替えて膝を入れ離れた。ケージに追い込んで鋭いパンチ、テンカオ。またケージを背負ったマン。詰めてパンチ・前蹴りのラッシュ。組み付いたマンだがケージに押し込む。離れた。しかしケージ際から抜け出せないマン。鋭いワンツー。前蹴り。マン完全に圧されている。またパンチから組み付いたノットソン。押し込み。残り1分。四つからテイクダウン。ハーフ。パウンドを入れつつ残り10秒でマウント。パウンド・肘のラッシュ。腕でブロックして耐えるしかないマン。止めてもいいところだったが、残り時間を見てレフェリー流した。ホーン。

2Rノットソン。ここまで来たらフィニッシュが見たい。

3R。すぐ詰めるノットソン。すぐケージまで下がるマン。前蹴り、ロー。マンも左ハイを出したが、ケージから抜け出せない。パンチの速射砲から飛び膝。受け止めて四つに組んだマンだが、ノットソンが外掛けテイクダウン。ハーフ。パウンドで削る。足を抜いてマウント。まだ2分ある。亀になったマン。立った。しかしそこに膝を入れ、足をかけてまたテイクダウン。心が折れかけているマン。体を起こして強いパウンドを入れるノットソン。肘。マンホールディングで凌ぐのみ。最後にチョークを狙ったがタイムアップ。

30-24、30-25、30-27の3-0でノットソン勝利。

打撃はもちろん、組みでも慌てることなく圧倒。相手がUFC契約をかけたコンテンダーズシリーズで負けていてしかも準備期間がない状態だったというのを差し引く必要はあるが、次の試合が楽しみな存在。

マンは全く何も見せられず完敗。

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