ウェルター級。
ボンフィム弟はUFCデビューから2連続1Rフィニッシュ勝利で、これまでのキャリアでも全試合フィニッシュ勝利(15勝中3KO・12一本勝ち)。デビュー戦はタックルに合わせたギロチンで一本勝ち。2戦目の相手はもうすぐランカーのトレヴィン・ジャイルズだったが、テイクダウンからの立ち際にまたギロチンを合わせてタップアウト勝利。強いのは間違いないが、2試合とも短時間すぎて、まだ実力の底が見えない。今回、地元でランカーの先輩方を差し置いてセミに抜擢されている。26歳。
デンマークのダルビーは一度リリースされたが、2019年のデンマーク大会のご当地選手として再契約。そこからベテランのティム・ミーンズに敗れたのみで5勝1敗1NC(なお、1NCはジェシー・ロンソンに1Rチョークで敗れたものの、ロンソンの禁止薬物発覚により変更となったもの)。バックボーンは空手。38歳。
勝った方がランカーに挑戦できる試合…というよりボンフィムにランカー挑戦させるための試合。
いつもよりアグレッシブなボンフィム。。地元で入れ込みすぎか。ダルビー四つに組んでボディロックでケージに押し込むが、差し返して離れたボンフィム。。インローからワンツーを入れるボンフィム。。また組んできたダルビーを引きはがす。ジャブを突くボンフィム。カーフキック、ワンツー。ミドル。ジャブ。ダルビーもパンチで出る。両者ハイペース。出てきたところにボンフィムが胴タックル。テイクダウン。ハーフ。足を抜いてサイドに出た。残りまだ2分ある。押さえ込みながらマウントに移行。下から腰骨を押してガードに戻そうとするが、戻させずにサイドに出たボンフィム。肘連打。鉄槌。ホーン。
1Rボンフィム。
2R。ダルビーが出てきたが、ボンフィムワンツーを打ち込みガードが上がったところでタックル。テイクダウン。ケージを使って立ったダルビーだが、ボンフィムシングルレッグで倒した。首をギロチンに抱えるダルビーだがボンフィムサイドに出てヴォンフルーチョーク。外れたがなおもサイドで押さえ込む。タックルに入るダルビーにバックに回るボンフィム。ダルビー立った。ダルビー前に出て行く。ボンフィムタックルに入るが切られた。ケージに追い込んでパンチ・膝を打ち込むダルビー。もらっているボンフィム。なんとか打ち返して凌いでいるがふらついている。距離を取るボンフィムをすぐ追いかける。スタンドバック。しかし正対したダルビーがまたパンチを入れる。ボンフィムダウン気味に前転して足関を狙うが、ダルビーこらえてパウンドを打ち込む。ボンフィム動けず打たれる。レフェリーストップ!
咬ませ犬のダルビーが地元の無敗プロスペクトにアップセット勝利。
スター候補ボンフィム、2R途中までは完全にペースを握っていたが、途中から疲れで失速したところに打撃を効かされて初黒星。序盤からかかりすぎていたのが響いたのかもしれない。