UFC on ESPN52:第1試合・ヴェロニカ・ハーディー vs. ジェイミー・リン・ホース

女子フライ級。

ダン・ハーディの嫁ヴェロニカ。結婚前、旧姓のマセドでUFC1勝4敗の戦績を残したが、脳のダメージにより引退していた。引退後はUFC中継スタッフとして働いており、コメンテーターをしていたハーディと知り合って昨年12月に結婚。今年1月に、復帰と3月のロンドン大会出場が発表された。仮に復帰するにしても、ローカルでの実績作りなしでUFCに戻ってこられるレベルではないため、明らかなコネ出場と思われたが、TUFウィナーのジュリアナ・ミラー相手に打撃で上回り、テイクダウンも潰して完勝。が、ミラーは次戦でもUFCデビュー戦の相手に1RKO負けしてリリースされているので、ハーディのUFCでのレベル自体はまだ不明。28歳。

カナダのホースはLFA女子フライ級王者から今年4月にUFCデビュー。同じくデビュー戦となるヘイリー・カワンとバンタム級で対戦。本来の階級より上の相手との対戦となったが、テイクダウンされ下になる場面はあったものの、打撃の手数で上回り、僅差の判定勝ち。ここまでキャリア6戦全勝。今回は本来のフライ級での試合となる。33歳。

打撃戦。リーチ・身長で上回るホース。ハーディ飛びこんで左右のパンチ連打をヒット。ホースのミドルに合わせてジャブで飛び込む。ヒットしスリップダウンしたホースだがすぐ立つ。ハーディまた飛びこんでワンツーをヒット。タイミングをつかんできた。ホースの蹴りに合わせて飛びこんでパンチを入れるとそのまま組み付いたハーディ。ダブルアンダーフックでケージに押し込む。ホースが差し返そうとすると肘を入れて離れる。ハーディが組み付く前の段階でアイポークがあったとのことでタイムストップ。再開。距離を取るハーディ。ホースの蹴りもステップでかわし、飛びこんで打撃を入れる。ホーン。

1Rハーディ。飛びこんでの打撃が有効。ホースはハーディのスピードについていけていない。

2R。距離を取るハーディ。ホースの蹴りも届かない間合いから飛びこんでの打撃を打ち込む。飛び込みから単発ではなく2連打・3連打を入れていく。ホースミドルを放つが、ハーディがキャッチ。掴まれると引き込むホースだが、ハーディ持ち上げて立たせる。そのまま四つに組んだ。膝を入れるホース。入れ替えてケージに押し込んだホースが膝。四つから大内テイクダウンを狙うハーディだが倒せず。引き剥がして離れた。ホース逆に組み付いた。テイクダウンを狙う。倒され際にこらえてバックマウントを狙ったハーディだが、ホースが上に。ハーディのガード。密着した体勢で上下で細かいパンチを入れる。下からの蹴り上げでホースがバランスを崩した瞬間に立とうとしたハーディだが、すぐに上になるホース。ホーン。

2Rは微妙だが、ややハーディ。割れる可能性はある。

3R。間合いを詰めてきたホース。ハーディの飛び込みに肘を返した。ハーディの飛び込みワンツーにまた肘。ハーディのミドルをキャッチしたが、ホースパンチを入れて離れた。ホース飛びこんで肘。肘に手応えを感じたか。そのまま組んでケージに押し込んだ。間合いを詰めるホース。ケージを背負ったハーディ。また詰めて組んだホース。ダブルアンダーフック。押し込みながら膝。離れたハーディ。右を打ち込むとハーディスリップダウン。下から蹴り上げると柔術立ちで離れたハーディ。しかしホースまたすぐ組み付いて四つになりケージに押し込む。反り投げを狙ったがハーディこらえる。なおもテイクダウンを狙うホース。倒され際に上になったハーディ。肘を入れるがホースもすぐに立つ。タイムアップ。

3Rにようやくハーディ攻略法を見つけたホースだが…。2R次第。

29-28、28-29、29-28のスプリットでハーディ勝利。

復帰後2連勝。今のUFCで戦える実力があることを証明した。

ホースは作戦を変えるのがちょっとだけ遅かった。

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