フェザー級。エメット6位、ミッチェル10位。ルーケ vs. ギャリーがギャリーのインフルエンザ感染により消滅したため、この試合がメインカードに昇格。
エメットは今年2月にヤイール・ロドリゲスとの暫定王座決定戦で2R三角絞めで敗退。さらに6月にはイリア・トプリアにも判定負け。トプリア戦は2R・4Rにダウンを喫し、ジャッジ1人が50-42をつける一方的な内容で完敗。勝ったトプリアは来年1月のタイトル挑戦を決め、エメットはタイトル戦線からは一歩後退した。フェザー級ではUFC最多タイとなる11ノックダウンを奪っている。38歳でフェザー級ランカー最年長。
当初はギガ・チカゼがエメットと対戦予定だったが負傷欠場となり、試合2週間前にミッチェルの代役出場が決まった。
ミッチェルは昨年12月にトプリアと対戦。両者無敗同士の対戦だったが、しつこくタックルを狙うところにトプリアの右をもらいダウンを奪われ、最後はタックルを切られてパウンドからの肩固めでキャリア初黒星。9月の再起戦では、下位ランカーのダン・イゲ相手にテイクダウンからポジションを奪っての判定勝ちで再起に成功。組みを狙うと見せかけてのパンチでエジソン・バルボーザからダウンを奪っているが、キャリアでKO勝ちがないグラップラー。マット・セイラース戦ではツイスターを極め、次のチャールス・ロサ戦でも再三に渡ってツイスターを狙っている。29歳。
オッズは緊急出場のミッシェルがフェイバリット。
いつも通りステップするエメット。ミッシェルは中央で構えて待ち構えている。飛び込んで左フックから右ボディを入れるエメット。飛び込んだエメットの右がミッシェルの顎を捕らえた!ミッシェル失神KO!
エメット衝撃KO勝利。上位ランカーながらアンダードッグ扱いの評価を覆す勝利で連敗を止めた。
ミッシェルは飛び込んでくるところにパンチを合わせようとしていたが、もらってしまい完全失神。トプリア戦よりも何も出せないままの敗戦。勝者コールの前にケージを後にした。