UFC on ESPN54:第2試合・アンドレ・ペトロスキー vs. ジェイコブ・マルクーン

ミドル級。

ペトロスキーはTUF29では準決勝で敗れたが、本戦ではデビューから5連勝。10月にミシェウペレイラと対戦予定だった選手が欠場し、1週間前に急遽代役出場を決めたが、序盤にペレイラのパンチでダウンを奪われ、そのままパウンドアウトされUFC初黒星。緊急参戦が裏目に出てしまった。バックボーンはレスリング・空手で、テイクダウン主体に攻めるスタイル。32歳。

マルクーンは元王者ウィテカーのスパーリングパートナー。デビュー戦こそ秒殺KO負けしたが、その後はテイクダウンを奪って勝つ展開で勝ち先行。が、前回は直前に出場を決めた3連敗中のコーディ・ブランデージ相手に、テイクダウン後にバックから肘をいれていたところ、後頭部に入ったとみなされ、ブランデージが戦闘不能となり反則負けが下された。内容ではまったく劣っておらず、バックからの肘もブランデージが動くから後頭部に入っていたもので、故意というわけでもないのに厳しい裁定だった。28歳。

マルクーンのジャブが入りちょっとよろけたペトロスキー。マルクーンパンチで飛び込むがジャブで止めた。マルクーンが圧力をかけていく。ペトロスキーが出てくるとバックステップで距離を取る。ワンツーで飛び込んだペトロスキーだが、マルクーンかわして打ち終わりにジャブ。また詰めてきたマルクーン。しかしペトロスキーが詰めてきてパンチを入れるとスリップ気味に手をついた。バランスを崩しただけか?またペトロスキーがパンチで出たところでマルクーン組み付いてボディロック。ケージに詰めてテイクダウン狙い。ケージでこらえるペトロスキー。引き剥がした。残り1分。ペトロスキー一転してタックルへ。シングルレッグで飛び込み軸足を払ってテイクダウン。マルクーンすぐに立とうとする。バックコントロールから押さえ込もうとしたペトロスキーだが、マルクーン立って離れた。ホーン。

際どいラウンドだが、終盤のテイクダウンでペトロスキーか?

2R。マルクーンのタックルを切ってパンチを入れたペトロスキー。ペトロスキーがシングルレッグに入ったが、足を引き抜いて切ったマルクーン。切られたペトロスキー、急に前のめりに倒れてうずくまる。マルクーンすかさず近づいて腹にサカボ。さらに鉄槌連打。レフェリー止めた。

急に倒れ込んだペトロスキーがKO負け。リプレイで見ても、何か効いた打撃が入った様子はなかったが、どこか痛めたのだろうか。

勝ったマルクーンも何が効いたのかわかっていない様子。

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