UFC on ESPN56:セミファイナル・ホアキン・バックリー vs. ヌルスルトン・ルジボエフ

ウェルター級。バックリー11位。

セントルイス出身のバックリーはインパクトのあるKO勝ちを何度も見せているストライカー。当初のミドル級では体格差があり、ランキングの壁に阻まれたが、ウェルターに落としてから3連勝。3月末の前戦でランカーのビセンテ・ルーケにKO勝ちしてランキング入りを果たした。地元セントルイス大会への出場をアピールし、1ヶ月半のインターバルでの連戦となったが希望が叶った。身長173cmはウェルター級最小。30歳。

ウズベキスタンのルジボエフは10年前に20歳でプロデビューすると、2017年にはワンデートーナメントの1日3試合を含み、7ヶ月で13試合(9勝1敗2分け1NC)というハイペースで試合をこなす。コロナ後には1年3ヶ月で8試合連続1Rフィニッシュ勝利してUFCとの契約を決めた。昨年7月のUFCデビュー戦では、デビューから全試合フィニッシュ勝利のブルンノ・フェヘイラに蹴りをキャッチしてのパンチでダウンを奪い、パウンドで意識を飛ばしてのKO勝ち。2戦目は2勝1敗のセドリケス・ドゥマス戦で、アッパーでダウンを奪ってからのパウンドでKO勝ち。今回から9年ぶりにウェルターに落とす。ウェルター級最小のバックリーに対し、ルジボエフは最長身の196cm。しかしリーチはともに193cmで同じ。30歳。

バックリーは出場を直訴して地元での試合となったが、相手はノーランカーでまだ知名度のない強豪という厄介な試合に。オッズは僅差でバックリーがフェイバリット。

遠い間合い。バックリーが飛び込みを見せるとバックステップ。バックリーの蹴りに飛び込んで右を打ち込んだルジボエフ。前蹴り。また飛び込んだバックリーだが、バックステップされて空振り。バックリーの飛び込みに飛び膝を合わせたルジボエフだが、バックリーそのまま押し倒してテイクダウン!ケージ際でガードを取るルジボエフ。パウンドを打ち込むバックリーだが、離れたところでルジボエフ立った。パンチ連打で出ると飛び膝。しかしキャッチしたバックリーがテイクダウン。パウンド。足で防いだルジボエフ。立って離れるバックリー。スタンドに戻った。間合いに入っていけないバックリー。接近したバックリーに右フックを合わせたルジボエフ。さらに踏み込むバックリーだが、バックステップしてさらに右フックをヒット。ホーン。

1Rルジボエフ。

2R。バックリーの右ローに右フックを合わせたルジボエフ。バックリータックルで飛び込んだ。ケージ際でテイクダウン。距離ができたところですぐに立ち上がったルジボエフ。スタンドに。打撃で待ち構えているルジボエフ。バックリー詰めるが間合いの外。左右のフックを振って出るバックリーだが、上腕付近にヒット。パンチで飛び込んだバックリー。ルジボエフギロチンに抱えた。しかしバックリーがテイクダウン。サイドからパウンド。ガードに戻したルジボエフ。下から殴る。残り5秒で腕十字を仕掛けたルジボエフだが、バックリーはクラッチしてディフェンス。ホーン。

2Rややバックリー。

3R。飛び込むフェイントを見せるバックリー。ワンツーを打ち込んだルジボエフ。右を入れたルジボエフだが、打ち終わりにバックリーのパンチがヒット!さらに追い打ちでダウン気味に倒れたルジボエフ。しかしすぐ下から蹴り上げるルジボエフ。蹴り上げ連打して引き剥がし立った。スタンド。バックリーの右がヒットしまたダウン気味に倒れたルジボエフ。バックリーサイドからマウントへ。下からホールドするルジボエフだがバックリーパウンド連打。半身で打たれまくるルジボエフ。止めてもいいがレフェリー止めない。下からホールドするルジボエフにヒジ連打。ルジボエフ反転して上になる。三角を仕掛けたバックリーだが外れてルジボエフがハーフに。パウンド。立とうとするバックリーをグラウンドに持ち込もうとするが、潰れて下になる。バックリーパウンド。ガードに戻した。バックリーパウンドラッシュ。ルジボエフ下から踵蹴りを頭部に落とす。が、グラウンドで頭部への蹴りの反則。レフェリーブレイクしたが、なぜか減点もなくスタンド再開。打撃戦でタイムアップ。

30-27、30-26、29-27の3-0でバックリー勝利!

難敵だったが、3Rにはパンチでダウンを奪い、パウンドでほぼKOまで追い込んだ。

バックリーは試合後マクレガーに対戦アピール。王者にでもならないとやらないと思うが…。

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