フェザー級。シズリエフ3点・3位、バルゾラ0点・7位。
Bellator5位のシズリエフ。2022年からBellatorに出場し3連勝。ここまでキャリア15戦全勝で、地味ながら優勝候補の一角。が、一方で15勝のうちフィニッシュが4回しかない極めのなさが、リーグ戦のルールには不向き。初戦も元UFC&Bellatorのブレット・ジョーンズ相手にテイクダウンして上からコツコツパウンドを入れるファイトスタイルで手堅く判定勝ち。しかし、2戦目も判定勝ちの6点だと、他の試合の結果によっては勝ち上がれない可能性がある。28歳。
バルゾラはUFC10戦で6勝3敗1分けと勝ち越していたがFAでBellatorに移籍。UFCでの主戦場はフェザー級だったが、Bellatorではバンタム級に専念。ハイペースで動きまくり、相手を消耗させるスタイル。PFLでは再びフェザー級に戻し、初戦はBellator1位のアダム・ボリッチと対戦。2Rにダウンを喫し判定負けしたものの、常に動き続けるスタイルで、持ち味を出してみせた。こちらもフィニッシュ勝利が必要な状況だが、UFC・Bellatorではトータル10勝で1フィニッシュと、やはりファイトスタイルは手堅い。35歳。
両者オーソドックス。ワンツーを入れたシズリエフ。前蹴りを入れたシズリエフ。バックスピンキック。かわしたバルゾラ。パンチから右ハイを放ったバルゾラ。シズリエフカーフキック。バルゾラがパンチで出る。シズリエフはカーフキック。0ポイントのバルゾラが積極的にパンチで出る。シズリエフタックル。倒されかけたが下にならず立ったバルゾラ。パンチのコンボを打ち込むバルゾラ。残り1分。飛び込んで右を打ち込んだシズリエフ。足を止めて打ち合うバルゾラだが、シズリエフの前蹴り・ジャブをもらう。バルゾラのタックルを切ったシズリエフ。ゴング。
1Rは打撃のヒットでシズリエフ。
2R。パンチを打ち込むバルゾラだが、シズリエフは出てくるところに打ち下ろしの右を合わせる。バルゾラ右ハイ。シズリエフはジャブから右オーバーハンド。前蹴り。腹に入ってちょっと嫌がったバルゾラ。下がる。シズリエフがプレスする。ケージを背負ったバルゾラ。左目の上をカットしている。前蹴りからタックルでテイクダウンしたシズリエフ。バルゾラ押さえ込ませず立ったが、さかんに目を気にしている。シズリエフのアッパーがヒット。バルゾラが詰めるところに右フックを合わせる。バルゾラタックルに入るが、切って逆にバックに回ったシズリエフ。バルゾラ立ったがスタンドバック。残りわずかで打撃を入れて離れた。ゴング。
2Rシズリエフ。まぶたをカットしたバルゾラのドクターチェックが入るが続行。
3R。シズリエフが打ち下ろしの右をヒット。圧を強めてきた。バルゾラが打撃で出たところにカウンターのタックルでテイクダウン。寝かせてパスを狙う。バックに回った。片膝をついたバルゾラに後ろから覆いかぶさる。バルゾラ立ったがテイクダウン狙い。正対したバルゾラ。シズリエフ離れる。バルゾラパンチで出るが、シズリエフの右をもらう。左右の連打から前蹴り。シズリエフタックル。切りかけたが、シズリエフはバルゾラが立て直す前に再度タックルに入りテイクダウン。またバックに回る。バルゾラが立つとこだわらずに離れるシズリエフ。パンチで出るバルゾラだがシズリエフは冷静に距離を取る。残り1分。バルゾラのアッパーがヒット。シズリエフタックル。がぶったバルゾラだが、シズリエフ立って振りほどいた。勝ち逃げ狙いのシズリエフ。バルゾラがスタンドで出るも入ってくるところにパンチを入れるシズリエフ。タイムアップ。
三者30-27でシズリエフが3点獲得。
- *(P)ブレンダン・ラウネーン・6点
- (B)ティムール・シズリエフ・6点
- *(P)ガブリエル・ブラガ・5点
- (B)カイ・カマカ3世・3点
- (B)アダム・ボリッチ・3点 E
- (B)タイラー・ダイヤモンド・3点 E
- *(P)バッバ・ジェンキンス・0点
- (B)エンリケ・バルゾラ・0点 E
- *(B)ジャスティン・ゴンザレス・0点
- (B)ペドロ・カルヴァーリョ・0点
- (P)ブレット・ジョーンズ・0点 E
無理にフィニッシュを狙いに行かなかったシズリエフ。この後に0点の選手の1Rフィニッシュ勝利があれば、勝ち上がりは微妙になるが…。