ウェルター級ベテラン元ランカー対決。
アルゼンチンのポンジニッビオは1年3ヶ月ぶりの試合。ATT所属でカーフキックを得意とするストライカー。一時は7連勝していたが、その後ランカークラスが相手になると2勝4敗と負け越している。37歳。
ロシアのサリコフはキング・オブ・カンフーのニックネームがある通り、中国武術(散打)で世界選手権を5度制している。MMAでも19勝中13のKO勝ちをしているストライカー。UFCではデビュー戦で一本負けの後5連勝でランキング入りしたが、その後は1勝3敗でランク外に落ちている。サイドキックやバックスピンキック主体の散打スタイル。40歳。
どんどん詰めて来るポンジニッビオ。サリコフはケージ際をサークリングして下がる。追っていくポンジニッビオにサリコフはバックスピンキックやバックブローなどの回転技を見せる。出てきたポンジニッビオにサリコフが組もうとするが切られた。サリコフが下がらずパンチで打ち合い始める。ポンジニッビオのパンチ連打の打ち終わりにタックル。切ったサリコフ。
1Rは僅差。ヒット数ではややサリコフだが。
2R。ポンジニッビオカーフキック。右ハイ。サリコフがバックスピンキックをボディにヒットさせる。サリコフのパンチがかすめた。効いたのか距離を取るポンジニッビオ。サリコフが追っていく。バックスピンキック。ガードしたがバランスを崩したポンジニッビオ。しかし回復したのか、またカーフを蹴る。ジャブから右フックを打ち込むポンジニッビオ。右がヒット。サリコフタックルに。倒しかけたが押さえ込めず立たれる。サリコフのバックスピンキックをブロックしたポンジニッビオが残り30秒でタックルへ。尻もちを着かせた。頭を潰して立とうとするサリコフだがホーン。
2Rも微妙。終盤のテイクダウンでポンジニッビオに入るか?
3R。サリコフがパンチで出ると距離を取りかわすポンジニッビオ。またカーフキック。出てくるサリコフにワンツーを入れる。会場はブーイングや口笛などが飛び始める。ポンジニッビオタックル。離れるサリコフ。サリコフの蹴りをキャッチしてタックルに入るポンジニッビオ。ケージ押し込み。ダブルレッグに切り替えた。膝を着かせるとバックに回る。サリコフは膝を立てて寝かされないようにディフェンスしている。ねかされないようにこらえているサリコフ。ポンジニッビオも上にいるだけ。残り20秒。立ったサリコフ。ポンジニッビオは放さずテイクダウン狙い。タイムアップ。
29-28、28-29、29-28のスプリットでサリコフ勝利。
ポンジニッビオは信じられないという表情を見せるが、微妙なラウンドが続いたのでどちらにでも取れた。