MMAの試合のみ
新居すぐる 2.20
摩嶋一整 1.67
新居は大晦日にドミネーターと対戦し、カーフキックを効かされながらも右一発で逆転KO勝利。
摩嶋は3連敗後芦田に完勝したが、横山戦は体重オーバーで本来ならノーコンテスト(横山が公式戦を認めたため判定勝ち)、前戦はケラモフの代役の今成にKO勝利寸前で腕十字を極められ一本負け。手痛いポカだったが、直前の変更で相手が特殊すぎるスタイルということも考慮されたのか、無事またチャンスを与えられた。
横山戦のようなドミネイトしての勝利を目指すなら摩嶋の勝利は固いが、前回・前々回のポカを取り戻そうとしてフィニッシュを狙うと、後半スタミナ切れで逆襲を許す展開になる可能性もある(前回もそれでフィニッシュを狙いに行ったことが裏目に出た部分があるかもしれない)。
摩嶋判定勝ち。
鈴木博昭 1.74
YA-MAN 2.05
鈴木は23年11月の青井戦ではタックルを切れない展開で判定負け。昨年6月の北海道大会は西谷の飛び膝にパンチを合わせてKO勝ち。前戦は芦田のタックルを止めると、芦田が引き込んだところに打撃を入れていく展開でKO勝ち。
YA-MANは昨年5月のカズJr.戦でMMAデビュー。テイクダウンされても立ち上がる展開から、消耗して下になったカズJr.にパウンドを打ち込んでKO勝ち。2戦目は大晦日に平本と対戦し、スタンドでは平本の打撃が的確にヒットし、組まれるとテイクダウンを奪われる展開で判定負け。
鈴木の芦田戦は出来過ぎというか芦田が悪すぎた印象で、これで芦田に勝ってきた選手に勝てるようになったとは思わないが、MMAファイターとしてのレベルは確実に上がってきている。MMAルールなら鈴木に一日の長がある。
鈴木判定勝ち。
RENA 1.13
ケイト・ロータス 6.50
ケイト・ロータスはRIZINに出るにしても、まずはシン・ユリあたりが妥当なのではと思われるが、実力での抜擢ではなくビジュアル対決としての起用なのだろう。RENAも本来この相手に勝っても実績にはならないところだが、RIZIN女子自体がまったく盛り上がっていない中、他に王者伊澤に挑戦する選手も見当たらないことだし、勝てばタイトル挑戦の流れか。
RENAのKO勝ち。
芦澤竜誠 2.60
皇治 1.48
ともに昨年大晦日にMMAデビューを果たしたが、芦澤は相手が太田では何もできないのも当然で、MMAへの対応能力が全く測れなかった。皇治は相手がカズJr.では未知数な部分が大きすぎるものの、動きを見る限りは真面目にやっているという印象。
芦澤がどれくらいMMAに対応できているのか、現時点で不明のため予測しようがない試合。
なんとなく、皇治一本勝ち。
所 英男 2.65
ヒロヤ 1.51
負けたら引退を宣言している所。MMAでは2020年大晦日の太田のMMAデビュー戦でガードからの腕十字で勝ってから3連敗中。太田戦の前となると、2016年大晦日のアーセン戦(当時1勝1敗)にやはりガードからの腕十字で勝利。3連敗しているが、神龍相手にはあらゆるポジションから極めを仕掛けていって健闘した。テイクダウン主体のヒロヤ相手は所にとっては相性は悪くない相手。ヒロヤが組ませずに打撃で勝負できるなら、よりフレッシュなヒロヤが有利になりそうだが。
所一本勝ち。
扇久保博正 2.70
神龍 誠 1.48
扇久保はフライ級に戻してからは堀口に判定負け、ドッドソンに判定勝ち。堀口戦の負けは致し方なく、ドッドソンはすでにMMAは過去の貯金だけでやっているような感じで、扇久保のテイクダウンに対してもリカバリーできていなかったので、今回の試合で現時点の扇久保のフライ級での実力が測れる。
神龍がテイクダウンから削っていく展開になると予想。扇久保が勝つとしたら、後半ダウンなどでニアフィニッシュを取れるかどうか。
神龍判定勝ち。
斎藤 裕 1.49
久保優太 2.65
久保は前戦で高橋遼伍相手にタックルを首相撲で対処し、打撃勝負に持ち込んで僅差ながら判定勝ち。しかしテイクダウンを防げたのはケージを使ったディフェンスができたことも大きい。その前の試合の木下カラテ戦はリングで、組まれてロープやコーナーに押し込まれる展開でテイクダウンを許していた。ロープの場合、ケージと違って押し込んだ状態のまま背中でクラッチすることができる。久保も高橋戦のようなテイクダウンディフェンスはできず、よりテイクダウンに意識を向ける必要があるはず。その時に同じように思い切った打撃で攻められるかどうか。
斎藤判定勝ち。
朝倉未来 1.41
平本 蓮 2.95
5分5Rでラウンドマストの判定に。さすがに5Rトータルマストだと無理があるのでラウンドマスト、RIZINの判定システムはトータルマストのためのものなので、例のダメージ50%・アグレッシブ30%・ジェネラルシップ20%の判定ではなくユニファイド基準による判定に。選手からの要望ではなく、主催者側の「完全決着させるため」に決めたルールとのことだが、完全決着しなかったとしてもむしろ再戦で儲けられるしRIZINサイドに損はないのではと思ってしまうが、この一戦を特別なものにするための舞台装置の一つか。
平本は前戦の自分よりキャリアが浅いYA-MAN戦はリングだったが、その前のMMAキャリアで上回るドミネーター戦・斎藤戦はケージで、斎藤 vs. 久保と同じくリングでのテイクダウンディフェンスをケージと同様にできるのかどうかで展開が変わってくる。5Rマッチだが、仮に後半のラウンドまで行ったとしても、3Rまでにペースを握った方がそのまま押し切ると予想。
朝倉判定勝ち。
ちなみにパッキャオ vs. 安保はパッキャオ1.06~1.10倍、安保8~8.5倍くらい。ベアナックルボクシングのドッドソン vs. 征矢はドッドソン1.05~1.07倍、征矢8~11倍となっている。
イベント開始は28日14時から。速報します。