UFC304:第12試合・キング・グリーン vs. パディ・ピンブレット

ライト級。グリーン15位。

元ボビー・グリーンはニックネームのキングへ正式に改名してからの初戦。UFC25戦で13勝10敗1分1NCと負けも多いが、ランカーのグラント・ドーソンからアップセット勝利してランキング入り。正直に言うと、ランカーの中では実力的に一枚落ちるため、ランク外で上位と当てたい選手と当てられがち。前回UFC300記念大会でのジム・ミラー戦や、今回のピンブレット戦もそれにあたる。バックボーンのレスリングは、相手のタックルを切るのに使われており、今やすっかりストライカーに変貌している。ガードを下げた独特の構えからのパンチは相手にとって非常にやりづらく、ドーソン戦をはじめ、アップセット勝利を起こすことがしばしばある。37歳。

ピンブレットは人気が高く、UFCからプロテクトされている選手の一人だが、UFC4戦目のジャレッド・ゴードン戦では、明らかに負けている内容で3-0で勝利して物議を醸した。UFCデビューから3戦はすべてフィニッシュ勝利したものの、前座レベルの相手に苦戦する場面も多かった。前戦は元暫定王者ファーガソンに判定勝ちしたが、6連敗中のファーガソンが落ちていただけという評価で、未だにピンブレットの実力は認められていない。柔術黒帯の寝技と、思い切りがいい打撃が武器。29歳。

オッズは微差でグリーンがフェイバリット。

両者オーソドックス。グリーンはいつも通りノーガード。ローを蹴る。サイドキック。カーフを蹴るピンブレット。グリーンのパンチをバックステップでかわしたピンブレット。お互い関節蹴りで牽制。蹴り合い。ピンブレットインロー。グリーンのタックルに引き込んでギロチン。外れたが三角!かなり深くクラッチしているがグリーン耐えている。三角十字へ!グリーン落ちている!ピンブレット一本勝ち!

文句ない勝利でランカーを下したピンブレット。

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