UFC on ABC7:第3試合・ビクトリア・ドゥダコバ vs. サム・ヒューズ

女子ストロー級

ロシアのドゥダコバはキャリア8戦全勝で、UFCデビューからも2連勝中。ただし、前戦のジン・ユ・フレイ戦では0.6ポンドオーバーしている。初戦はテイクダウンした際に相手が肘を脱臼し34秒でTKO勝ち。2戦目は連敗中でリリース寸前のフレイに対し、ダウンを奪う場面もあったが、テイクダウンから攻められて落とすラウンドもあるなど、若干期待外れの内容だった。バックボーンはレスリング・柔術・キック。25歳。

ヒューズは大学までは陸上競技を行っており格闘技とは無縁で、大卒後にMMAを始める。26歳でのMMAデビューから2年目で代役としてUFCデビューを果たしたものの3連敗。4戦目で初勝利を挙げたが、その後も勝ったり負けたりで、ここまで3勝5敗。テイクダウンからの押さえ込みが武器だが、ここまでの5敗はいずれもテイクダウンを切られての負け。32歳。

詰めてパンチを入れるドゥダコバ。ヒューズも打ち返すが、ドゥダコバのパンチが的確にヒットしている。一転してタックルに入ったドゥダコバ。テイクダウン。ガードで背中を付けたヒューズだがオモプラッタ。腕を抜いたドゥダコバだが、ヒューズその隙に立った。ドゥダコバ四つでケージに押し込むが、押し返してヒジを入れ離れるヒューズ。ドゥダコバタックルからケージ押し込み。入れ替えるヒューズ。ヒジ。離れたドゥダコバ。ヒューズすぐに出る。ドゥダコバタックルに行くが切られた。すぐ首相撲に切り替えてヒザを入れると離れる。パンチで出るヒューズ。ドゥダコバは下がりながらパンチを入れる。ワンツーがヒット。首相撲からヒザ。また首相撲からヒザ。連打。ヒューズが出てくるとまた首相撲。ホーン。

スタッツではヒューズだが、印象的な打撃ではドゥダコバか。

2R。すぐ詰めたヒューズ。ドゥダコバのタックルは切られたが、また首相撲に切り替えてヒザを入れた。詰めたヒューズにまたタックル。しかしタックルは切られる。すぐ首相撲に切り替えてヒザ。ドゥダコバ今度はシングルレッグ。テイクダウン成功。ヒューズはガードからヒジを入れる。下から押して離そうとするヒューズ。さらに入ってくるところに三角を狙ったヒューズだが、ドゥダコバガードの中に入る。ヒューズ足で離して立った。スタンドに。ジャブ、ワンツーを入れるドゥダコバ。ヒューズも打ち返す。ドゥダコバまたシングルレッグ。しかしこらえたヒューズがケージに押し込む。離れたドゥダコバ。ちょっと疲れが見えるドゥダコバ。残り1分。ヒューズが詰めてパンチの手数を増やしてきた。ドゥダコバのタックルは切られる。ケージに詰めてラッシュするヒューズ。下がりながらパンチを返すヒューズ。ドゥダコバのシングルレッグは読まれている。上になったヒューズだが、ドゥダコバ前転して足関へ。ディフェンスしてパウンドを落とすヒューズ。ホーン。

2Rは打撃のヒットでヒューズ。イーブンになったが、スタミナの余力ではヒューズか。

3R。すぐに詰めるヒューズ。ドゥダコバは距離を取りパンチを打ち込む。ドゥダコバローシングルへ。切られた。スクランブルで逃れようとしたドゥダコバだが、ヒューズが上をキープ。インサイドからパウンドを入れる。ドゥダコバ足で距離を取ろうとすると立ったヒューズ。ドゥダコバも立ってスタンドへ。パンチで出るヒューズ。ドゥダコバシングルレッグで倒した。背中を付けたヒューズ。下からヒジを入れるヒューズ。ドゥダコバが上にいるが攻めがない。背中を向けて立ったヒューズ。四つでテイクダウンを狙うドゥダコバだがこらえるヒューズ。ヒジを入れる。タイムアップ。

判定30-27ドゥダコバ、29-28ヒューズ、29-28ヒューズ。スプリットでヒューズ勝利。

最後まで動きが落ちなかったヒューズ。

ドゥダコバは途中から逃げ気味のタックルを切られるようになり、最後は劣勢の展開からテイクダウンを奪ったものの、上から攻めがないまま立たれてしまった。MMA初黒星。

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