UFC305:第1試合・スチュワート・ニコル vs. ヘスス・アギラー

フライ級だったが、アギラーが1.5ポンドオーバー。

オーストラリア北東・ソロモン諸島出身のニコルはUFCデビュー戦。地元プロモーションのBeatdown Promotionsでキャリアを積み、前戦で日本の北野一声に1RKO勝ちしてUFCとの契約を勝ち取った。キャリア8戦全勝だが、まだメジャーレベルの相手との対戦経験はない。学生時代は格闘技と無縁で、サッカー・バスケ・ラグビーなどをしていたが、ヒョードル vs. チェ・ホンマンを見てMMAに興味を持ち、ロシアのプロモーション・ACBのブリスベン大会でMMAデビュー。29歳。

メキシコのアギラーは昨年2月のUFCデビュー戦で平良達郎と対戦したが、1R三角十字で一本負け。2戦目はUFC0勝1敗のシャノン・ロスからパンチでダウンを奪い、わずか17秒でキャリア初のKO勝ち。今年2月の前戦は、UFC0勝2敗のマテウスメンドンサに一進一退の展開となり、メディアのジャッジも真っ二つに割れる接戦でのスプリット判定勝ち。しかし最後に横三角の捕らえられて疑惑のタップに見える動きもあった。得意技はギロチン。28歳。

カーフを蹴るニコルだが、アギラーがパンチで飛び込む。距離を取るニコルを追いかけてスタンドバックへ。ニコルバックを取られたところからアームロック。投げた。亀になったアギラーからバックマウント。体を伸ばしてパウンドを入れる。アギラー向き直ってハーフ。ガードのアギラーにパンチで飛び込むが、アギラは足で阻むと立った。立ち際に得意のギロチン!首がかなりがっちり入っていて外せないニコル。落ちた!

アギラー、UFCで得意のギロチンでの初勝利。これでUFC3連勝。

ニコルは得意のバックマウントの体勢になるなど優勢に試合を進めていたが、ワンミスでMMA初黒星。ギロチンが得意技なのは事前に確認済みだと思うが、不用意に取られてしまった。

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