フライ級。ニコラウ7位、アルマバイエフ14位。
ニコラウはUFCデビューから3勝1敗だったが、フライ級廃止に伴いリリース。2021年3月のUFC復帰戦ではマネル・ケイプと対戦しスプリット判定勝ち。4連勝でランキング5位まで浮上したが、先週平良達郎を破ったブランドン・ロイバル、その前に平良に敗れたアレックス・ペレスに連続KO負け。UFC復帰後は距離を取ってアウトボクシングで判定勝ちするスタイルだったが、直近2戦は打撃をもらってしまっている。連敗中ながら、フライ級でもっとも避けられているであろうアルマバイエフとの対戦を受けた。31歳。
中央アジア・カザフスタンのアルマバイエフ。昨年8月にUFCデビューし、3連勝でランキング入り。フライ級トップクラスの組みが強さが武器で、C.J.ベルガラ戦では9度、前戦のホゼ・ジョンソン戦では6度のテイクダウンを奪っている。フライ級でもっとも幻想を纏っている選手の1人。30歳。
左ミドルを入れたアルマバイエフ。お互い慎重。手が出ない。パンチからバックスピンキックを見せたアルマバイエフ。ニコラウフェイントのみで仕掛けられない。アルマバイエフが出てきた。ジャブを放つニコラウにアルマバイエフはサイドキックを入れる。見合いが続くがじわじわプレスするアルマバイエフ。残り1分。ニコラウのカーフに右オーバーハンドを合わせたアルマバイエフ。スーパーマンパンチを入れたアルマバイエフ。ニコラウ前蹴り。ホーン。
1Rはどちらとも言えないラウンドだったが、消去法で手数を出したアルマバイエフ。
2R。アルマバイエフのヒザをキャッチして組み付いたニコラウ。テイクダウン狙い。小手に巻いてしのぐアルマバイエフ。離れた。また詰めるアルマバイエフ。右オーバーハンド。ジャブ。バックブローを見せたが、かわしたニコラウがヒザを返す。カーフを蹴ったニコラウ。ちょっと嫌がったアルマバイエフ。アルマバイエフ右オーバーハンド。ヒットせず。また詰めてきた。ニコラウサークリング。アルマバイエフ飛び込みからシングルレッグへ。片足でこらえるニコラウ。切ったがすぐまたダブルレッグに入るアルマバイエフ。ニコラウブラウン肘連打。またシングルレッグへ。テイクダウンしたがニコラウギロチン。入っていないか。アルマバイエフがしかし外して立ったところでパンチを入れたニコラウ。ケージに詰めたニコラウだが、アルマバイエフのショーツがずり下がっていてブレイク。再開。アルマバイエフがパンチからミドルで出たがホーン。
2Rニコラウ。
3R。また詰めるアルマバイエフ。インロー。飛び込んで右アッパーから左フック!ヒットして効いたニコラウ。すかさず上になったアルマバイエフ。マウントからパウンド。足関でしのごうとするが、回転して外したアルマバイエフがまたハーフからパウンド。下からしがみついて凌ぐニコラウ。ハーフから潜っていくニコラウだが、押さえ込んで上をキープするアルマバイエフ。ヒジ。ガードに戻したニコラウ。アルマバイエフは押さえ込んだままパウンド。立とうとしてエビで離れようとするニコラウだが、アルマバイエフが上をキープしパウンドを落としていく。最後に立ったがタイムアップ。
判定三者29-28でアルマバイエフがUFC4連勝。序盤は警戒しすぎていたが、1桁ランク入りを確実に。