UFC308:オッズ/予想と展望

イリア・トプリア 1.42
マックス・ホロウェイ 2.95
ロバート・ウィテカー 3.10
ハムザト・チマエフ 1.39
マゴメド・アンカラエフ 1.27
アレクサンダル・ラキッチ 3.95
レローン・マーフィー 1.39
ダン・イゲ 3.10
シャラ・マゴメドフ 1.60
アルメン・ペトロシアン 2.40
イボ・アスラン 1.98
ハファエル・セフケイラ 1.85
ジェフ・ニール 1.32
ハファエル・ドス・アンジョス 3.50
マテウシュ・レベツキ 3.60
ムフトベク・オロルバイ 1.31
アブス・マゴメドフ 1.74
ブルンノ・フェヘイラ 2.14
ケネディ・ンゼチュク 1.15
クリス・バーネット 5.70
ファリド・バシャラート 1.17
ヴィクトル・ウーゴ 5.40
イスマイル・ナウルディエフ 1.65
ブルーノ・シウバ 2.30
リナト・ファフレディノフ 1.46
カルロス・レアル 2.80

メインはフェザー級王者トプリアの初防衛戦。2月にUFCフェザー級11連勝中だったヴォルカノフスキーをKOしてベルトを獲得した王者は、フェザー級には新時代の挑戦者が必要であるとし、その時点では旧世代の挑戦者のマックス・ホロウェイやブライアン・オルテガの挑戦は受けないと宣言していた。しかし、4月のUFC300でホロウェイがUFC史上に残る壮絶なKO勝利でBMFタイトルを獲得すると、「BMFタイトルが賭けられるならホロウェイと戦う」と前言を撤回。結局BMFタイトルは賭けられなかったが、評価を上げたホロウェイとの対戦を受け入れた。

ホロウェイはヴォルカノフスキーを超えるUFCフェザー級史上最多の13連勝の記録を持つ。フェザー級で敗れた相手は前王者ヴォルカノフスキーのみだが、3敗しているため、ヴォルカノフスキーが王者であるうちは4度目の対戦のチャンスが回ってくるのは難しいと思われていた。そのため、階級を上げてジャスティン・ゲイジーとのBMFタイトルマッチに出場(カード決定時点では、ヴォルカノフスキー vs. トプリアが組まれていたが、まだ結果は出ていなかった)。階級を上げたライト級ではダスティン・ポイエーに完敗していることもあり、当初は元暫定王者のゲイジーが有利と思われていたが、試合では終始ホロウェイが打撃戦で上回り、勝利をほぼ手中にした残り10秒で、あえて自分から足を止めての打ち合いを要求し、残り1秒でKO勝ち。間違いなく、今年のUFC一番のハイライトとなる決着だった。

もともとはグラップラーだったトプリアだが、UFCで戦う中でボクシングが向上。ヴォルカノフスキーにも圧を掛けて強打を効かせてのKO勝ち。ホロウェイもハイレベルなボクサーのオルテガやアーノルド・アレンらを下しているが、ヴォルカノフスキーとの最後の対戦(22年7月)では打撃戦で終始攻められ、50-45×3の判定負け。ホロウェイから組みに行く展開はなかなか想像できないので、やはり打撃でホロウェイが競り勝てるかどうかにかかっている。

トプリア判定勝ち。

セミは無敗のハムザト・チマエフが昨年のアブダビ大会以来の復帰戦。昨年はパウロ・コスタ戦が組まれていたが、コスタが直前で欠場し、急遽階級下のウェルターの元王者カマル・ウスマンがキャリア初のミドル級で代役出場。ウスマン相手に1Rはテイクダウンを奪い、バックマウントからの猛攻でフィニッシュ寸前まで追い込んだが、2Rには見合いの展開になり攻められず。3Rはタックルを切られて打撃を入れられる展開となり、2R・3Rはジャッジの判断が割れる接戦だったが判定勝ち。しかしミドル級でのウスマンがどれくらいのレベルなのかわからないため、勝ったチマエフもどこまで評価したらいいかわからなかった。

ウィテカーとは6月のサウジアラビア大会で組まれていたが、チマエフが直前で体調不良となり欠場。ウィテカーは代役のイクラム・アリスケロフを1RでKOし、今回仕切り直しで試合が組まれた。今回はセミだが5Rマッチとして行われる。

オッズはチマエフがフェイバリット。チマエフは2022年のネイト・ディアス戦も5Rで組まれていたが、チマエフの体重超過により計量後にカード組み換えとなり、組まれたケビン・ホランド戦も一応5Rマッチだったが、すぐにフィニッシュしてしまったので、あまり参考にならない。ウスマン戦は1Rで圧倒、2Rと3Rには最初の勢いがなかった。長期戦に不安があるとしたら、ウスマン戦のような序盤の猛攻も仕掛けられないのでは。

チマエフ判定勝ちと予想。

第1試合開始は26日土曜日の23時から。速報します。

タイトルとURLをコピーしました