UFC308:第5試合・アブス・マゴメドフ vs. ブルンノ・フェヘイラ

ミドル級。

マゴメドフは2022年9月のパリ大会でのUFCデビュー戦で19秒KO勝ち。2戦目には早くもメインを飾ったものの、後の王者ストリックランドのジャブで削られる展開で、2Rにダウンを喫してパウンドアウトでKO負け。3戦目はUFC4連勝中のカイオ・ボハーリョに距離を取られて打撃を打ち込まれる展開で判定負けし、負けが先行。秒殺勝利→2戦目でのメインイベンターから、一気にリリースの危機を迎えた前戦は、ベテランでウェルターから階級を上げたワーレイ・アウヴェスとの対戦で、テイクダウンからポジションを奪い強いパウンドを入れる展開で大差の判定勝ち。2勝2敗の五分に戻した。34歳。

フェヘイラはキャリア12勝1敗のすべてがフィニッシュ決着で、2Rに行ったのも2試合しかない。UFCでは3勝1敗で、キャリア唯一の敗戦を含めてすべて1R決着。ミドルにしては背が低く、その分がっしりとした体型で、チャンスと見ると畳み掛ける爆発力がある。バックボーンは4歳から初めた柔道。31歳。

サイドステップするフェヘイラ。いきなりハイを入れたマゴメドフ。詰めるマゴメドフにサークリング。前に出ようとしたフェヘイラに左フックをヒット。フェヘイラは打撃のフェイントを見せるが手が出ない。ミドルを一発ヒット。マゴメドフもフェイントが多く手数が少ない。見合いが続く。カーフキックを入れるマゴメドフ。ちょっと出てきたフェヘイラだが、そこに左ハイを入れるマゴメドフ。三日月蹴り。リーチに差があるフェヘイラは飛び込まないと打撃がヒットしないが、飛び込もうとするとバックステップするマゴメドフ。フェヘイラ飛び込んで左を一発入れるが、打ち終わりにマゴメドフも一発返す。ホーン。

1Rマゴメドフ。フェヘイラはUFCで初の2Rへ。1R決着男が、打撃のヒットがわずか2発にとどまった。

2R。一転して詰めてきたフェヘイラ。逆にマゴメドフが圧を掛けられ下がる。前に出てきたマゴメドフに右フックを合わせようとするフェヘイラ。マゴメドフまた出てきた。しかしフェヘイラが飛び込んでワンツー。フェヘイラのパンチがヒットして効いた!ぐらついたマゴメドフがタックルへ。そこにハイ!マゴメドフタックルへ。フェヘイラギロチンで引き込んだ。絞めるが外れて下に。背中を向けて立とうとするフェヘイラだがバックを取られた。バックからパウンドを入れるマゴメドフ。しかし股下から抜けて立ったフェヘイラ。スタンド。フェヘイラがパンチで出る。左ミドル。マゴメドフケージを背負う。フェヘイラ飛び蹴り。マゴメドフのタックルは切った。マゴメドフダメージがあるか。フェヘイラパンチで出る。ケージを背負うマゴメドフ。バックヒジを放つフェヘイラ。が、空振り。バックを取ったマゴメドフがテイクダウン。フェヘイラ正対してガードを取る。ハーフに。下から抱えるフェヘイラ。ホーン。

2Rフェヘイラ。2Rに入り、らしいアグレッシブな攻撃が見られるようになった。

3R。前に出るフェヘイラ。スイッチしながらパンチを入れる。マゴメドフタックルのフェイントから左フックをヒット。しかしまたちょっと慎重になっているのか、手数が少ない。両者のパンチが交錯。ワンツーを入れたフェヘイラ。さらに雑にバックヒジを出したが、マゴメドフがかいくぐってタックル。切れずに下になったフェヘイラ。ハーフ。背中を向けるフェヘイラ。ハーフバック。フェヘイラ反転して立った。スタンドに。マゴメドフタックル。切れずに倒されたフェヘイラ。マゴメドフ一気にマウント。肩固め。タップアウト!

2Rに打撃を効かせたフェヘイラだが、雑な打撃をかわされてグラウンドに持ち込まれる展開で黒星。

タイトルとURLをコピーしました