UFC on ESPN+104:第1試合・ジェイミー・リン・ホース vs. イバナ・ペトロビッチ

女子フライ級。

地元カナダのホース。LFA女子フライ級王者からDWCSを経ずにUFCと契約。初戦は階級上のバンタムで、しかも相手が体重オーバーしていたが、打撃の手数で上回り判定勝ち。2戦目はヴェロニカ・ハーディの距離を取ってから飛び込んでくる打撃に対応できず、終盤になって飛び込みにヒジを合わせて対応するようになったが、スプリット判定負けでキャリア初黒星を喫した。もともとはサッカーのプレイヤーで、クロストレーニングの一環として始めた格闘技にのめり込み、28歳でプロデビューした。34歳。

ノルウェイペトロビッチはキックがバックボーンで、173cmの長身。リーチ180cmは女子フライ級でもっとも長い。UFCデビュー戦はUFC3勝3敗のルアナ・カロリーナに組みから攻められる展開でスタミナ切れし、最後には足関で逆転を狙ったものの、凌がれてキャリア初黒星。今年4月の前戦はUFCデビューから3連続フィニッシュ負けしていた中国のリャン・ナに2Rにパウンドで追い込み、3R肩固めで一本勝ち。が、これは相手がUFCレベルではなかったので割り引いて考える必要がある。30歳。

打撃戦からペトロビッチが組み付いた。左脇を差してケージに押し込む。両脇を差してダブルアンダーフック。ケージを背にこらえるホース。入れ替えたホース。ペトロビッチ首投げ。投げて袈裟固め。バックに回ろうとしたホースだが、ケージ際でスペースがなくガードを取る。腕十字を狙うホース。外れたが下から蹴って立った。またボディロックに捕らえるホース。また首投げの体勢になったペトロビッチだが、投げを潰したホースがバックを取る。チョークを狙う。しかし下に落ちた。ペトロビッチがサイドを取りパウンド。クルスフィックス。ホーン。

1Rは上をキープしていた時間とそこからの攻めでペトロビッチのラウンド。

2R。ホースのミドルをキャッチしたペトロビッチ。放してバックに回りテイクダウン。ガードのホースが腕十字を狙う。クラッチしてこらえるペトロビッチ。上から体重をかけて伸ばされないようにしている。少しずつずらしてヒジを抜いたペトロビッチ。バックに回ったが、ペトロビッチが左胸を押さえながら何かアピール。レフェリー止めずに続行。ホースが立ち上がり正対。離れた。なんのアピールかは不明だが、ペトロビッチ勢いがなくなった。ホースが打撃で押す。ペトロビッチ打たれて下がる。残り10秒でペトロビッチタックル。タイミング良く入ったがこらえたホース。残りわずかでギロチンで引き込んだホースだがホーン。

2Rは後半の打撃の攻めでホース。ペトロビッチはインターバル中胸のあたりを氷で冷やしているが、続行。

3R。ペトロビッチワンツー。しかしスタンドではやはりホースが押す。ペトロビッチの蹴りをキャッチしてケージに押し込んだ。入れ替えたペトロビッチが脇を差してテイクダウン狙い。こらえて引き剥がしたホース。パンチで出るホース。ペトロビッチもパンチを返す。左ハイ。バックブローをかわしたホースが組んでケージに押し込む。強引に投げを狙うペトロビッチだが、ホースはボディロックに。また首投げを狙うペトロビッチだがホースこらえた。ダブルアンダーフックから後方に倒してテイクダウン。立ちびわにバックマウント。前に落とそうとするペトロビッチ。落ちた。ホースガードを取る。立ち上がるペトロビッチを草刈りで倒した。スタンドに。ホースがパンチで出る。ペトロビッチ後退。まだどちらに入るかわからない状況で、打撃戦で押すホース。ペトロビッチのタックルを切った。残り10秒で逆にホースタックル。しかし倒せず逆に下になる。ペトロビッチ残り5秒でパウンド。タイムアップ。

3Rややホースか?

30-27ホース、29-28ペトロビッチ、29-28ホース。スプリットでホース勝利。

ペトロビッチは2Rにバックを取った体勢から急に胸を押さえて何かアピール。続行したが、そこから流れが変わったように見えた。

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