UFC on ESPN+105:セミファイナル・ジェラルド・マーシャート vs. ライニアー・デ・リダー

ミドル級。

マーシャートはUFCでの12勝は全フィニッシュで、1KO・11一本勝ちと極めが強い選手。アグレッシブな半面、仕掛けが雑で、極めの仕掛けを外されてポジションを悪くすることもしばしばある。そのため、一本勝ちが多い反面、一本負けも多い、大味なファイター。打撃も下手な割には打ち合っていき、劣勢となることも多い。そのため、なかなか戦績が安定せず、ランク外の中堅にとどまっている。36歳。

UFCデビュー戦となるRdRことデ・リダーは元ONEミドル級・ライトヘビー級王者。2つのタイトルはいずれも元祖二階級同時制覇男アウンラ・ンサンから奪ったもので、自身のタイトルも両方ともヘビー級王者アナトリー・マリキンに奪われている。今年3月のカタール大会でマリキンに敗れてミドル級王座を失った試合を最後にONEを離脱。9月にはUAE Warriorsに出場して1Rフィニッシュ勝利した。柔道バックボーンのグラップラー。34歳。

直前にセミに予定されていた試合が2度中止となり、UFCデビューのデ・リダーがいきなりセミの扱い。

デ・リダー前蹴り。マーシャートもワンツーを入れる。ジャブから組み付こうとするデ・リダーだが引き剥がすマーシャート。マーシャートのワンツーが顔面にヒット。一瞬効いたデ・リダーだが前に出てきた。タックル。テイクダウン。バックに回ったが下に落としたマーシャート。しかしマーシャートグラウンドには付き合わず立った。パンチで出るデ・リダーだが、マーシャートのパンチに首がのけぞる。マーシャートの左がヒット。組みに行くデ・リダーだがマーシャート引き剥がした。また組もうとするが切るマーシャート。デ・リダー下がりながらジャブ。また組みに行くがマーシャートのパンチがヒットし一瞬動きが止まった。デ・リダータックル。テイクダウンにギロチンを合わせたマーシャート。サイドに出て外したが、マーシャート下から蹴って立った。スタンド。デ・リダーまたタックル。マーシャートがギロチンを狙うと離れる。また出ていくデ・リダーだが、組みを引き剥がしてヒジを入れたマーシャート。デ・リダージャブから右がクリーンヒット。組んだところにヒジ。離れ際にワンツーを入れるとマーシャートダウン!上になったデ・リダーだがホーン。

1Rは最後のダウンでデ・リダー。そこまではマーシャートが打撃でダメージを与えていたが。

2R。マーシャート出てきた。そこにタックルに入るがマーシャート切った。ボディを入れる。デ・リダー四つに組むと外掛けテイクダウン。ハーフ。ヒザでマーシャートの腕を踏もうとするデ・リダー。ダースチョークを狙ったが抜けて立ったマーシャート。デ・リダー強引に投げを狙ったがスッポ抜けて下に。マーシャート上になりハーフ。ガードに戻したデ・リダー。下から腕十字を狙うが体を起こして防ぐマーシャート。かみつきパス・担ぎパスを狙うマーシャート。デ・リダー横三角を狙っているが防いでいるマーシャート。下から蹴って立った。タックルに入るデ・リダー。テイクダウン。しかしマーシャート下からキムラ。腕十字に切り替えたが防いだデ・リダー。マーシャート腕十字。これも外した。ホーン。

2Rは上を取り攻めたマーシャートのラウンド。

3R。マーシャートパンチ連打で出て四つに組んだ。デ・リダーこらえるが崩してバックを狙う。デ・リダー起き上がり立つとマーシャート初めてタックル。切ったデ・リダー。マーシャートバックに回る。正対したマーシャートからマウント。肩固め。タップアウト!

苦しんだデ・リダーだが最後は一本勝ち。ただ、打撃ではかなり押される場面もあったので、今後ランカークラスとの対戦になると苦戦は必至か。相手がマーシャートでなければ簡単にはグラウンドに持ち込めないだろう。

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