DEEP123:第7試合・西川大和 vs. 宇佐美正パトリック

ライト級。両者DEEP初参戦。

修斗王者の西川。2021年、川名のタイトルに挑戦し、テイクダウンされても下からの打撃で削って5Rドクターストップ勝ち。修斗史上最年少の18歳で王座を獲得した。その後は海外での活動を視野に、階級上のウェルター級で戦い3連勝。2022年に一度はUFCとの契約が決まったと発表されたが、契約上の問題により消滅。2023年にPFLライト級に出場するも、クレイ・コラードとシェイン・バーゴスに敗れて予選敗退している。現在はトレーニングの拠点をタイに移しており、ムエタイの試合にも出場した。22歳。

宇佐美はボクシングがバックボーンで、高校時代には6冠を達成。2022年にRoad To UFCに出場決定するも、体重オーバーにより失格に。同年よりRIZINに参戦し、ここまで3勝2敗。RIZINではキックルールで安保瑠輝也とも対戦もしている(判定負け)。前戦は9月のRIZIN.48で矢地祐介に判定負け。24歳。

オーソドックスの宇佐美に、サウスポーの西川がローを蹴っていく。前蹴り。宇佐美左から右ストレートのコンビネーションをヒット。西川もジャブをヒットさせる。西川のインローにワンツーを返した宇佐美。宇佐美右ボディ。さらに右フック。西川がローを蹴っていくが、宇佐美が間合いを詰めていく。ワンツーから左のパンチの連打。ボディ・顔面にヒット。ブロッキングで凌ぐ西川。残り1分。インロー・カーフキックで宇佐美の左足を蹴っていく。三日月蹴り。1R終了。

2R。ローを蹴る西川に宇佐美はワンツーからミドルもヒットさせる。アップライトの構えで顔面をガードしている西川に対し、ボディストレートを打ち込む宇佐美。宇佐美の左足にインロー、関節蹴りを入れる西川。宇佐美もローを返す。西川が飛び込んでワンツーをヒット。飛び込んできた宇佐美。ケージを背負った西川だがサークリングですぐに抜け出した。右ボディを入れた宇佐美。残り1分。左ハイを見せる西川。ジャブのダブルを入れる宇佐美。さらにまた右ボディ。西川はカーフキック。ゴング。

3R。カーフを蹴る西川に宇佐美は左右のボディをヒット。西川インロー。宇佐美がワンツーをヒットさせる。左右の4連打を打ち込んだ宇佐美。西川はローを蹴っていく。宇佐美のパンチでケージを背負った西川だが、パンチをブロックしながら前に出る。そしてまたローキック。残り1分。右を入れた宇佐美。ボディ。西川がワンツーを放つと首相撲ヒザ。最後にローを入れた西川。タイムアップ。

スタンドでの打撃戦に終始した両者。

29-28宇佐美、29-28西川、29-28西川。スプリットで西川勝利。

常にローを蹴り続けた西川と、パンチをまとめて打ち込んだ宇佐美でジャッジの判断が割れた形に。

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