UFCデビューから3連続フィニッシュ勝利のタルボット。プロスペクトとして期待されている1人で、今回はプレリムのメインに抜擢されている。UFCデビュー戦はテイクダウンを奪われて苦戦する場面があっての3RKO勝ち、2戦目はUFC3勝1敗のキャメロン・サーイマンに2RKO勝ち。前戦はUFC0勝1敗のヤニス・ゲムーリに対し、ファーストコンタクトのワンツーでダウンを奪いパウンドアウトし、わずか19秒でのKO勝ちと、仕留める時間が短くなっている。26歳。
バルセロスはUFCデビューから5連勝で一時ランキング入りしたが、相手のレベルが上がると負けが込み始め、現在7勝4敗。セミでタイトルマッチに出場するウマル・ヌルマゴメドフには1RでKO負けしている。2連敗で迎えた前戦は、UFC1勝1敗のクリスチャン・キニョネスと対戦し、3Rにテイクダウンからバックを取ってのチョークで一本勝ちしている。バンタム級ではベテランの部類に入る37歳。
オッズでは今大会一番の大差でタルボットがフェイバリットとなっている。
両者オーソドックス。ローを放ったタルボットにすぐシングルレッグを仕掛けるバルセロス。ギロチンに抱えるタルボットだがバルセロスがテイクダウン。背中を向けて立ったタルボット。バッククリンチから背中に乗ろうとしたバルセロス。防いで立ったタルボット。再び投げて膝をつかせると足をフックする。ハーフバックからチョークを仕掛けながら両足をフックしバックマウント。体が伸ばされているタルボットにパウンドを打ち込みまたチョークへ。向き直り外したタルボットだがなおもマウントが続く。またリアネイキドチョーク。向き直るタルボット。ハーフに戻したが、バルセロフ今度は肩固めをセッティング。ハーフの足を抜かせないタルボット。自ら解除したバルセロス。残り30秒でマウントを取った。パウンド・ヒジを打ち込む。タルボットがブリッジから反転しようとするもバックマウントに。1R終了まで耐えきったタルボット。
2R。タルボットがジャブを放ち出る。ケージまで下がったバルセロスだが、サークリングして離れる。ローの蹴り合い。またシングルレッグを仕掛けるバルセロス。切ったタルボットだが、再びタックルに入るとドライブしてバックまで回りテイクダウン。ハーフで押さえ込んだバルセロス。タルボットはガードに戻すと起き上がってタックルに入りながら立ち上がる。スタンドに。パンチで出るタルボット。右がヒットしたが、バルセロスが左をヒットさせるとそのまま組み付いて四つから払腰で投げてテイクダウン。サイドで押さえ込んだバルセロス。マウントに。タルボットはハーフに戻すとフックスイープを仕掛けながら立ち上がった。スタンドでパンチで出るタルボット。右アッパー。バルセロスは距離を取る。タックルのフェイントを見せるバルセロス。詰めて左ミドルをヒットさせたタルボットにバルセロスがシングルレッグ。テイクダウン成功。ハーフで固めたバルセロス。口が開いていて疲れが見えるタルボット。バルセロスがヒジを入れてサイドに出る。ホーン。
3R。距離を詰めるタルボット。下がってサークリングするバルセロスにアッパー。組み付いてきたバルセロスを反り投げでテイクダウンしたタルボットが上を取った。バルセロスはガードを取る。ケージ際まで移動し首をケージに押し込みながらパウンドを入れるタルボット。バルセロスガードからオモプラッタを仕掛けるが、ケージを掴んでおりレフェリーから注意が与えられる。グラウンドでの再開を希望したタルボット。インサイドからパウンド連打。立ったバルセロス。組んだバルセロスがバックに回る。背中に乗ろうとしたが前に落ちた。スタンドに戻り、バックスピンキックを放つタルボット。しかしバルセロスまたシングルレッグからテイクダウン成功。ケージに上半身を預けて立とうとするタルボットだが、背中を向けたところでバックから足をフックしたバルセロスがチョーク。向き直って正対したタルボットだが今度はマウントに。パウンドを入れるバルセロス。背中を向けたタルボットから残り40秒でチョークに入った。向き直って外したタルボットだが、また体を伸ばされる。バルセロスバックからパウンドのラッシュ!向き直るとヒジ。バルセロスが殴り続けてタイムアップ。
判定30-27、30-27、30-26の3-0でバルセロス勝利!プロスペクトのタルボットはキャリア初黒星。
バルセロス「LAのみんなありがとう。俺の周りの人達は俺を信じてくれた。俺は自分がまだまだできるやつだと示したんだ」