ヘビー級。JDS7位、ガーヌ14位。
JDSはタイトルから陥落したのは7年前。それからの10戦は5勝5敗の五分だが、負けはすべてパンチを貰ってのKO負けで、現在3連続KO負け中。まだ36歳で、ヘビー級では決して老齢ではないが、ダメージの蓄積による打たれ弱さが見られるのは、ヘビー級では致命的。オッズでは今大会で一番のアンダードッグになっている。
キックがバックボーンのガーヌは30歳で、MMAに転向したのは2年前。デビュー戦でTKOヘビー級王座を獲得、2度の防衛に成功すると、キャリア3戦でUFCと契約した。UFCでは打撃戦で攻勢だが、2つの一本勝ちと判定勝ち。軽快なフットワークから打撃を打ち込んでいくスタイルだが、ここまでの3試合では打撃でフィニッシュしそうな場面はなかった。前戦のボーザー戦でも、かなり打撃を打ち込んでいたものの、ボーザーが打たれ強かったのか、ガーヌに倒す力がなかったのか、判定決着に。今年は4月・8月・10月に試合が組まれていたが、いずれも相手の負傷などにより流れている。
いつもどおり軽快にフットワークを見せるガーヌ。組もうとしたJDSをがぶるとケージに押し込む。離れた。ローを入れていくガーヌ。JDS前に出ていく。ミドルの蹴り合い。ガーヌロー、ジャブ。前に詰めていくJDS。蹴りを入れるガーヌ。残り1分。ミドルを入れたガーヌ。JDSが蹴りをキャッチしたが引き剥がされる。ガーヌがフットワークを使いながらパンチを入れていく。JDSの右オーバーハンドは空振り。飛び込んだガーヌにフックをヒットさせたJDS。離れるガーヌにパンチを入れた。ホーン。
終盤にJDSのいいパンチがヒットしたものの、1Rは手数でガーヌ。
2R。このラウンドもフットワークを使ってミドルを入れるガーヌ。ミドルに右ストレートをあわせるJDS。ガーヌが組んでいきケージに押し込むが、JDS脱出して離れる。ローを蹴るガーヌ。手数が多い。JDS出ていくがヒットが少ない。ガーヌのジャブが入ってJDS後退。ガーヌが追いかけると背中を向けてしまうJDS。ガーヌの右の肘がヒットし、JDSしゃがみ込むようにダウン。KO。
JDSは手数は少ないものの、互角に近い攻防だったが、ジャブを一発もらい下がった時点で気持ちが折れていたか。フィニッシュの肘について後頭部とアピールしたJDSだが、ビデオリプレイの結果、後頭部ではないとみなされ、結果は変わらず。
