UFC256:第5試合・カブ・スワンソン vs. ダニエル・ピネダ

フェザー級

オルテガエドガー・モイカノ・バーゴスに4連敗し、ランク外に落ちたスワンソンだが、昨年10月にはクロン・グレイシーのUFC2戦目で対戦。徹底的に組ませず打撃を入れていくスタイルでクロンを完封し、連敗から脱出した。が、12月のQUINTETではジェイク・シールズの足関で負傷。復帰まで1年もかかってしまった。4年前にはチェ・ドゥホとの壮絶な打ち合いを制したが、契約フェザー級最年長の37歳で、最近の試合ではダウンを喫することも多い。オッズでもUFC復帰2戦目のピネダ相手にアンダードッグ。

ピネダも35歳で若くはない。6年前にUFC3勝4敗でリリースされ、Bellator・PFLのトップ戦線で戦っており、PFLでは100万ドルがかかった決勝戦に進出していたものの、ドラッグテストの結果禁止薬物の使用が発覚し、決勝戦からは除外。しかし8月に6年ぶりにUFCとの再契約を果たすと、柔術家のハーバート・バーンズにクルスフィックスからのパウンドでKO勝ち。グラウンドが得意で、過去27勝のうち、KOが9回、一本勝ちが18回あり、すべてフィニッシュ勝利。

カーフキックを蹴るピネダ。スワンソン飛び込んで右を放っていく。どんどんカーフを蹴るピネダ。キャッチしようとして失敗したスワンソンだが、カーフキックが聞いているのか、サウスポーにスイッチ。オーソに戻すとまたカーフキックをもらう。スワンソンがパンチを打ち込むとピネダカーフキック。今度はキャッチに成功しテイクダウン。ガードを取るピネダ。三角に捕らえた。スワンソンが足をさばくと腕十字に移行。しかしこれも外され亀に。バックに回られたがすぐ立ったピネダ。またカーフキック。効いてる。逆にタックルに入るピネダ。テイクダウンしサイド。スワンソン立って脱出。が、スワンソンのパンチが入ったのかピネダダウン。スワンソンパウンド。ピネダタックルで凌ぐと立ったが動きが落ちている。ケージを背負ったピネダにパンチを打ち込むスワンソン。ホーン。

1Rは終盤の攻めでスワンソン。見直してもダウンかどうかは微妙だったが、実際その後にピネダの動きが落ちているのでダメージはあったように思える。

2R。飛び込んでパンチを打ち込んでいくスワンソン。ピネダが大振りの右を振り回すがかわされスリップダウン。すぐ立った。ピネダシングルレッグへ。ケージでこらえるスワンソン。ピネダ放して打ち合いに。スワンソンのアッパーがヒットし、ピネダが離れたところにスワンソンが右を打ち込みピネダ仰向けにダウン!一瞬勝利アピールをしたスワンソンだが、すぐに思い直してパウンドを落とすとレフェリー止めた。

カーフキックに苦戦したスワンソンだが、事前評価をひっくり返すKO勝ち。

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