Conor McGregor's coach explains devastation of Dustin Poirier's leg kicks at UFC 257(MMAJunkie)
『UFC 257: Poirier vs. McGregor 2』でダスティン・ポイエーに2R TKO負けしたコナー・マクレガーについてSBGアイルランドのヘッドコーチ、ジョン・カヴァナが試合を決定づけたポイエーのカーフキックについて以下のコメント。
「コナーは多くのスパーリングをこなしてきたのでブランクの影響は無いと思っていた。だが皮肉なことにあの特定のテクニック(カーフキック)は再現することがほぼ不可能なものだった。ダスティンがそれを打ってきたのは驚くほどのことじゃない。レッグキックへの対処は我々のトレーニングの一部だった。それがどれだけ壊滅的なテクニックだったを我々は思い知らされた。ジムでは相手を全力で蹴ろうととはしないし脛当てやパッドも付けている。そうなると衝撃は感じてもそれほど悪くはないという誤った自信が生まれてしまう。小さなグローブをして脛当てをしないのは試合の時だけだ」続きを読む・・・
「コナーは疲労感すら無かった。第1ラウンドが終わった頃には長期戦を覚悟していた。ダスティンがぐらつく場面があったのでフィニッシュ出来ると思っていたが、深追いしたりエキサイトしすぎないようにしようとした。3、4、5ラウンドとやっていくのなら第1ラウンドが終わった時点で椅子に座る必要すらないのは良いことだった」
「テイクダウンではなくキックボクシングの攻防になってたし、それならコナーが有利だ。第2ラウンドではテイクダウンの仕掛けは終わってないとしてもコナーのスイッチは入ってたし、キックボクシングの展開になればこっちのものだ。コナーはその部分では世界のベストのひとりだ。ところが厄介なカーフキックを入れられてしまった」
「実際には2発か3発、最大でも4発のクリーンなコネクションがあったし、それはテクニックのひとつだった。肘が割れて変な神経に当たってしまった時に受ける電気ショックのようなものだ。筋肉の痛みやボディショットのようなものではなく神経の損傷だった」
「コナーは脚の下半身がオフになってしまい打撃が滑ってしまった、そこでダスティンが良いアッパーでとらえた時に右脚に体重を移そうとしたら隙を与えてしまい試合は終わってしまった。だからそこは絶対に修正する必要がある」
「我々は常に強迫観念にさらされている。トレーニングキャンプではローキックについても話し合っていた。だからキック自体には驚かなかったが、テクニックの効果にはとても驚いた。だから我々の武器にも追加したい」
「試合の他の部分ではよくやったと思う。(ブランク明けだったことから)ケージの経験が欲しかったのでもっと長く戦ってグラップリングや打撃の攻防が見たかった。今回は7分半だったし、もっと経験を積んでいきたい。今年はより多くの時間が欲しい」