ライト級。
ギリシャ系アメリカ人のジアゴスはレスリングがバックボーン。2015年にUFCと契約したが、1勝2敗で早々にリリース。ACBなどでキャリアを積み、2018年に再契約すると、ここまで3勝2敗。負けた相手にはウェルター級王座に挑戦したギルバート・バーンズ、今日のメインで王座決定戦に出場するチャールズ・オリヴェイラがいる。2018年には廣田と対戦し、テイクダウンからパウンドで削って勝利している。
ソリアーノは2014年1月、川尻のUFCデビュー戦で対戦する予定だったハクラン・ディアスが欠場したことにより代役でUFCとの契約を果たす。当時は24歳でMMA8戦全勝。川尻戦は序盤パンチをヒットさせる場面もあったが、次第にタックルを切れなくなり、2Rにバックを取られてチョークで一本負け。2戦目も同じようにバックを取られる展開で判定負け、3戦目はダースチョークでタップ負け。いいところなくリリースされると、その後はフィーダーショーで6勝3敗。決していい戦績ではないものの、現在3連勝中で、前戦ではUFC・Bellatorでキャリアのあるノード・ラハトに1RKO勝ち。川尻戦の時と同じく、今月に入ってから欠場したヨエル・アルバレスの代役としてUFCとの再契約を決めた。しかし主戦場としているフェザー級より上の階級での試合となる。
客入りで行われている本日のUFC、最初から大歓声。ソリアーノのローにパンチを合わせてぐらつかせたジアゴス。ソリアーノカーフキック。今度はジアゴスがバランスを崩す。ジアゴスタックル。テイクダウン。すぐ立つがバックを取っているジアゴス。引き剥がして離れるソリアーノ。またカーフキック。ワンツーが入りジアゴスちょっとぐらつく。また右が入る。また打撃で攻めるソリアーノ。ジアゴスのタックルは距離が遠く切られる。ジアゴスのパンチの打ち終わりにソリアーノの右がヒット。残り1分。左ハイ。ジアゴス間合いを詰めてタックル。テイクダウン。しかし時間がなくホーン。
1Rソリアーノ。しかしジアゴスはテイクダウンに光明が見えたか。
2R。ジアゴスタックルで飛び込んだ。スクランブルで上の取り合いになるがジアゴスが上に。亀になったソリアーノにダースチョーク!がっちり入り落ちた!
劣勢な展開からチャンスを逃さずフィニッシュ。一本勝ちは少ないが、迷いなく仕掛けたあたり、ダースチョークは得意なのかもしれない。