バンタム級。ヴェラ15位、グラントはランク外。
一時5連勝していたヴェラだが、ソン・ヤドンには微妙な判定負けで連勝ストップ。次戦のショーン・オマリー戦では、オマリーに足の負傷があってパウンドでKO勝ち。前回は元フェザー級王者のジョゼ・アルドと対戦し、2Rにケージに押し込んで攻めたが、3Rにバックを取られて逃げることができず判定負け。エクアドル生まれの28歳。エクアドル国内ではペプシの広告看板に登場している。
グラントは2013年のTUF18でデビューしたベテランだが、8年間でこれが8戦目。2019年から現在3連勝中で、2試合連続でのKO勝ち中。キャリアでのKOは13勝で3回だけだが、そのうち2戦が直近の試合で、いずれも一発で相手の意識を飛ばしてる。本来は一本勝ちが多いグラップラーなのだが、急にストライカーとして覚醒している。
両者は2016年、ともにUFC2戦目で対戦しており、その時はグラントが判定勝ちしている。常にグラントが上になる展開で、ヴェラにはグローブ掴みの反則もありフルマークでグラントが勝利している。
ロー、サイドキックを放つグラント。先に手を出していく。バックスピンキック。積極的。グラントペースの打撃戦が続いていたが、3分すぎにグラントのミドルをキャッチしたヴェラがテイクダウン。引き込み気味に下になったグラントだがすぐ立った。また打撃を入れていく。カーフキックを入れるヴェラ。グラントは距離を取って入ってくるところに先にパンチを合わせていく。ヴェラ出ていくが距離を取ったグラント。ホーン。
1Rグラント。
2R。ヴェラ出る。左ボディから右フック。先に手を出していく。パンチの距離での打ち合い。ヴェラ首相撲から肘の連打。グラント頭部をカット。ヴェラがギアを上げてきた。至近距離での肘。しかしグラント内股でテイクダウン。グラントのガード。三角。抜かれるとオモプラッタを狙ったが上をキープするグラント。サイド。下の展開が長いヴェラ。亀から立とうとしたところにグラントギロチン!外した。残り40秒で上になるヴェラ。後転して立とうとしたグラントだがヴェラ立たせずパウンド・肘。連打を打ち込みタイムアップ。
2Rヴェラ。
3R。グラントタックル。切ったヴェラ。亀で止まったグラントからバックマウント。体を伸ばしてチョーク!正対して外したグラントだがヴェラマウント。肩固め。外れた。グラント立った。右をヒットさせたグラントだがヴェラが逆にケージに詰めると左ボディ。さらに肘。組んでテイクダウン。ハーフ。三角をしかけたグラント。ヴェラ立って外すとまた上に。パウンド。グラントガードで凌ぐ。下からキムラを狙ったグラントだがヴェラマウント!背中を向けたグラントにチョーク!ギリギリ入っていないか。残り10秒で外れた。ヴェラのマウントでタイムアップ。
29-28、29-27、30-26の3-0でヴェラがリベンジ達成。
前半は五分の内容だったが、2Rにヴェラがスタンドで肘を入れてからははっきりとヴェラが攻勢に。3Rはチョークでタップアウト寸前だったので10-8を入れたジャッジも2名いた。