UFC on ESPN25:メインイベント・ジョン・チャンソン vs. ダン・イゲ

フェザー級。チャンソン4位、イゲ8位。

前回、昨年10月にランキング2位のブライアン・オルテガと対戦し、UFC初のフルタイムとなり判定負けしたチャンソン。オルテガはホロウェイ戦で初黒星を喫した後の試合だったのでオッズはフェイバリットだったが、1R・2Rと立て続けにダウンを奪われ、その後も攻めて行ったものの、動きが落ちたこともあり踏み込めずにジャッジ三者フルマークの完敗。今回は下位ランカーのイゲ相手にアンダードッグとなっている。前回は韓国でトレーニングしたが、今回はアメリカのファイトレディで試合に向けてのトレーニングを行っている。

大学時代はレスリングで活動し、柔術は黒帯、試合ではボクシングで打ち合いKOするというオールラウンダーのイゲ。ローカル時代はパンクラスハワイ大会で中島太一に敗れたのが唯一の黒星。コンテンダーシリーズを経てUFCデビューすると、初戦こそフリオ・アルセに判定負けしたが、そこから6連勝。しかし初メインとなったカルヴィン・ケイター戦では、序盤にテイクダウンを奪われ、打撃戦では手数で劣り、後半はテイクダウンを狙うも切られる展開で判定負け。前回はギャビン・タッカー相手に22秒でKO勝利し再起を果たしている。

ジャブ、ローで牽制するチャンソン。イゲのろーにパンチを合わせる。イゲがパンチで飛び込んだがかわしたチャンソン。カーフキック。四つに組んだチャンソンだが離れた。鋭いワンツーを放ったイゲ。じわじわ出るチャンソンに左のダブルがヒット。チャンソンワンツー。間合いを詰めてタックル。テイクダウン。ハーフからガードに戻したイゲ。三角を仕掛けるがチャンソン胸を張ってディフェンス。イゲが下から蹴ったが距離を放さず立たせないチャンソン。ハーフで押さえ込んだ。足を抜いた瞬間にバックを狙ったチャンソンだが、前に落として立ったイゲ。スタンドへ。残り1分。イゲパンチで飛び込む。チャンソンのジャブに左フックをあわせる。ホーン。

1Rチャンソン。

2R。チャンソンのワンツーがヒットしバランスを崩したイゲ。立て直す。ジャブを当てていくイゲ。踏み込んだチャンソンにワンツーを合わせていくイゲ。しかしまたチャンソンの右がヒット。イゲタックル。ケージでこらえたチャンソン。離れる。チャンソンカーフキック。パンチからタックルに入ったイゲ。ケージでこらえるチャンソン。残り1分。チャンソン入れ換えてシングルレッグ。イゲはキムラを狙ったが、それをまたいでバックに回ったチャンソン。ホーン。

2Rチャンソン。右まぶたをカットしているが、イゲの頭が当たった模様。

3R。イゲ出てきた。そのタイミングに合わせてタックル。テイクダウン。イゲ下から肘。チャンソンも上からパウンド。ガードのイゲに肘を入れていく。後転させてバックを狙う。四の字バックからチョーク。腕を掴んで防いだイゲ。しかしまたチョーク。また防いだがバックから逃げられない時間が続く。残り10秒でチョーク。外したイゲ。ホーン。

3Rチャンソン。

4R。フィニッシュが必要になったイゲ。パンチで飛び込む。チャンソンは距離を取りジャブを入れていく。ケージに押し込んだイゲ。出てくるイゲにジャブを合わせていくチャンソン。右の大振りで牽制。前に出てパンチから右ミドルを放ったイゲだが、チャンソンキャッチしてテイクダウン。下からカットした目を狙ってパンチを放つイゲ。足をサバいてパスしたチャンソン。肘を落とす。ホーン。

4Rチャンソン。ここまで冷静に対処しておりスタミナ切れもなさそう。

5R。イゲのパンチは下がってかわすチャンソン。ジャブを入れていく。イゲ前に出て左がヒット。ワンツー。チャンソンタックルへ。バックに回り背中に飛びついたが足が絡めず落ちる。イゲがパンチで出ると逆にタックル。しかし潰された。バックを取ったチャンソン。四の字バック。チョークを防いでいるイゲだが時間がどんどん過ぎていく。バックキープに徹したチャンソン。タイムアップ。

48-47、49-46×2の3-0でチャンソン勝利。

慎重に安全運転に徹したチャンソン。UFCで初めての判定勝ち。勝った試合ではすべてボーナスを獲得していたが、今回はボーナス獲得ならずか。

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