UFC on ESPN26:メインイベント・イスラム・マカチェフ vs. チアゴ・モイゼス

ライト級5分5R。マカチェフ9位、モイゼス14位。

ヌルマゴの同門のマカチェフはヌルマゴ級の強烈なテイクダウンと荒いが強烈な打撃が武器。UFC2戦目に序盤の打撃戦でKOされたのがキャリア唯一の黒星で、そこから7連勝しているが、ランカーとの対戦が組まれず、今回下位のモイゼスとの対戦が初のランカー対決となる(ただし、去年ハファエル・ドス・アンジョス戦が組まれていたが、RDAのコロナ感染で流れ、翌月に組まれた仕切り直しの試合はマカチェフの負傷で消滅している)。現在29歳。下位ランカーではあるが、まだ底が見えない。

ブラジルのモイゼスは幼少から始めた柔術がバックボーンのグラップラーUFCでは4勝2敗で、一本勝ちは1試合のみ。マイケル・ジョンソン相手に引き込みからのストレートフットロックでタップを奪っている。その後ランキング未満のボビー・グリーンとアレクサンダー・ヘルナンデスに連勝して、こちらもランカーと対戦しないままランキング入り。ただし、グリーン戦はグリーンを支持するメディアも多い僅差の内容で、マカチェフと境遇は同じとは言え、評価には大きな差がある。オッズも今大会一番の大差でアンダードッグ。

プレッシャーをかけるマカチェフ。圧されてケージ手前まで下がるモイゼス。飛び込んだがそれに合わせてバックステップしたマカチェフ。ジャブで距離を探るマカチェフ。モイゼスがハイからワンツーで下がらせたが、すぐに詰めるマカチェフ。モイゼスから組み付いた。ボディロック。ケージこらえるマカチェフ。離れるがすぐにまたマカチェフが詰めていく。ケージを背負うモイゼス。パンチから首相撲に捕らえたマカチェフ。入れ替えてケージに押し込むモイゼス。シングルレッグ。マカチェフまた首相撲に。四つ組みに。引っこ抜いてテイクダウン。残り1分でハーフ。ガードに戻したモイゼス。下から腕を抱えて十字を仕掛けようとするモイゼスだがマカチェフ密着したままパウンド。ホーン。

1Rマカチェフ。

2R。詰めるマカチェフだが今度はすぐには下がらないモイゼス。しかしじわじわ圧される。パンチで飛び込んで下がらせたモイゼス。手数が多い。間合いに入ってくるとすぐに打撃を出す。モイゼス左ミドル。テンカオから四つに組み付いた。また引っこ抜いて投げようとしたがケージでこらえるモイゼス。入れ替えて逆に押し込んだ。ボディロックしているが尻クラッチからテイクダウン。マカチェフ倒されたがギロチンに抱えてそのまま後方に投げる。先に起き上がりバックを取りに行ったモイゼスだが、足がフック出来ておらず前に落とされ逆にバックに回られる。足のフックはさせていないモイゼスだが、マカチェフパウンド。残り1分。亀でディフェンス一辺倒のモイゼス。マカチェフ仰向けにしてハーフバックから四の字ロックへ。残り5秒でマウントに移行し腕十字を仕掛けようとしたがホーン。

2Rマカチェフ。

3R。ケージまで圧されたモイゼス。マカチェフがパンチ連打を打ち込むと組み付く。ボディロックの体勢。テイクダウンを狙うがこらえるマカチェフ。逆にオーバーフック内股で投げようとするがモイゼスもこらえてまた押し込み。しかしマカチェフはモイゼスの頭を押して下げさせるとスタンドでバックに回る。膝。投げて即バックマウント。残り1分。マウントに移行しようとしたが一本足を差し込みハーフになった。モイゼス外ヒール。浅いか。アンクルを狙うが深く取れない。ホーン。

3Rマカチェフ。

4R。モイゼスが出ていくが、パンチを打たれてまたすぐじわじわ下がる。マカチェフ今度はタックルへ。持ち上げてすたすた歩きテイクダウン。ガードを取るモイゼス。亀になったモイゼス。足のフックはさせていないがマカチェフはパウンドを打ち込む。足のフックがないままチョーク。がっちり入りタップアウト!

危なげなく完勝。次はトップ5ファイターとの対戦か。

最後は足を絡めに行こうとしてモイゼスの意識が足に行ったところでチョークに入り、足のフックがないままタップアウト。

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