フライ級。パントージャ3位、ロイヴァル6位。今回ランカーが出場する試合は、メインとこの試合だけ。
現王者のモレノに3年前に勝利しているパントージャ(モレノが現在最後に負けた試合となっている)。TUFでは扇久保に判定負けしたが、UFCでは佐々木憂流迦にチョークで1R一本勝ち。井上直樹に勝ったマット・シュネルにも1RKO勝ちしている。前戦は元RIZIN王者のマネル・ケイプのUFCデビュー戦の相手を務め、タックルを切られるものの、打撃の手数で上回り勝利。
昨年6月、コンテンダーシリーズ出場予定選手という立場から、代役で突然UFCデビューを果たしたロイヴァルは、初戦でいきなりティム・エリオットを下し、2戦目はカイ・カラフランスに2試合連続の一本で勝利。デビューから5ヶ月でランキング1位で後に王者となったブランドン・モレノと対戦したが、互角の攻防の最中に肩を脱臼し、パウンドを打たれKO負け。ここまでは下になってもアグレッシブに極めを狙う選手という印象だったが、UFCデビュー時から肩の脱臼グセがあり、そのせいで満足にレスリングの練習もできない状態で戦っていたとのこと。今回は手術をして肩が完治しての登場。
ともにタイトル挑戦目前まで行った者同士。
ジャブで出たロイヴァルだがパントージャがタックル。テイクダウンしバックに回る。ハーフバック。ロイヴァル脚のロックを外すとスクランブルで逃れようとするが、バックにピッタリとついていくパントージャ。ロイヴァル足関へ。クロスアキレスホールドの体勢。腕を掴んでディフェンスしているパントージャ。ストレートフットロックに切り替えるロイヴァル。外れた。その瞬間に立とうとしたがパントージャしっかりバックを取る。ロイヴァル立つが後方に倒れてグラウンドに持ち込むパントージャ。ロイヴァルスクランブルで正対し脱出。タックルに入ると逆にバックを取るロイヴァル。パントージャ離れた。ロイヴァルがパンチ連打で出るがパントージャの右をもらった。ちょっと目を気にしているロイヴァル。なおもパンチで出るがパントージャのパンチがヒットしている。それでも手を休めないロイヴァル。詰めていく。ホーン。
1Rはバックに付いていた時間の長さでパントージャか。
2R。パントージャがパンチで出るがロイヴァルすぐに打ち返す。パンチで出るパントージャ。そのままタックルに入るが潰したロイヴァル。パウンドを入れるが立ったパントージャ。打撃で出るところにパントージャかわしてスタンドでバックに。後方に倒れて四の字バック完成。チョーク!タップアウト!
常に攻め続けたロイヴァルだが、ポジションをしっかり取っていったパントージャがタップアウト。
勝ったパントージャは実況ブースにいたフライ級王者ブランドン・モレノに12月のタイトル挑戦をアピール。