ライト級。フッカー8位、ハクパラストはランク外。
キックがバックボーンでストライカーのフッカーは昨年ポイエーにKO負け、今年1月にはBellatorからの移籍初戦となるマイケル・チャンドラーに1RKO負けと連敗中。元キックボクサーで、ライト級に上げてからトップランカー入りを果たしたが、トップ5が相手になると分が悪い。今回はニュージーランドからのビザが直前まで発行されず参戦の危機だったが、先週の火曜日にビザが発行され、木曜の飛行機で計量前日にラスベガス入りするという強行日程でなんとか出場できることに。
ドイツのハクパラストもキックがバックボーンでUFC戦績5勝2敗。敗れた相手はマーチン・ヘルドとドリュー・ドーバー。ランカーとはこれが初対戦となる。先月26歳になったばかり。ローカル時代、デビュー2戦目から6試合連続1RKO勝利を含む8連勝・全KO勝ちでUFCと契約したが、UFCでは倒すのではなくヒット数で勝つことが多い。
プレスするフッカー。ハクパラストはケージ際をサークリング。フッカー右ミドルを入れたがパンチを返すハクパラスト。フッカー右ハイ。ハクパラストがワンツー。また間合いを詰めるフッカー。インロー。右ミドル。手が出ないハクパラストだが飛び込んでワンツー。フッカーは慌てず冷静に追いかけつつ打撃を入れていく。後退一辺倒のハクパラストだが、フッカーが出たところに右がヒット。フッカー膝をついたがすぐ立った。また詰めるがハクパラストワンツー。フッカータックルに切り替えたがハクパラストはケージでこらえる。放してパンチ・膝を入れたフッカー。ホーン。
1Rフッカーがフラッシュダウン気味に膝をついた場面があったが、手数に差があるのでフッカーのラウンドか。
2R。フッカー右ミドル。またケージまで下がるハクパラスト。しかし下がるだけでなく出てパンチも返す。フッカー膝を出してからタックルへ。ケージでこらえるハクパラスト。倒せず膝を入れる。離れた。フッカーまたタックル。しかし受け止めたハクパラストが入れ替えて打撃を入れ離れる。ケージに詰めたフッカーが首相撲から膝。ハクパラストボディを打ち込む。フッカーもボディを返す。どんどん詰めてプレスするフッカー。また組んでテイクダウン狙い。投げを狙うハクパラストだがフッカーこらえた。アッパーを入れて離れるハクパラストだが、フッカー距離を離さず追いかけていく。ボディロックから今度はテイクダウン成功。サイドからレッグドラッグハーフ。サイド。押さえ込みながら肘・肩パンチを入れる。固められ動けないハクパラスト。ホーン。
2Rフッカー。打撃でプレッシャーをかけているが、打撃勝負ではなくテイクダウンも狙っている。ハクパラストは一発KOを狙うしかない。
3R。ハクパラストすぐに出てパンチを入れる。下がらず中央で打撃戦。ハクパラストのワンツーがかすめる。フッカー前蹴りからワンツー。ハクパラストが出てフッカーが下がる展開に。しかし下がりながら蹴りを当てていく。ハクパラストが出たタイミングでタックル。テイクダウン。サイド。ハクパラスト下からホールディング。放して逃げようとするハクパラストだが亀に。フッカバックからパウンド。立とうとした瞬間にチョークを狙ったフッカーだが振りほどいて立った。すぐにパンチで出るハクパラストだがフッカーカウンターのタックル。バックに回りテイクダウン。立ち上がりパウンドを入れつつパスして正対。押さえ込みながらパウンドを入れる。タイムアップ。
30-27×2、30-26の3-0でフッカー勝利。
10-8つけるラウンドはないと思ったが、終始攻勢で勝利。ただ連敗中ということもあり、万一の事故も防ぎたかったのか安全策での攻めとなり、フィニッシュには至らず。
ハクパラストは前半下がりすぎた。KOするしかなくなった3Rには出ていったが、そこにタックルを合わせるフッカーの巧さにやられた。