UFC on ESPN+57:第10試合・ハファエル・アスンサオ vs. リッキー・シモン

バンタム級。アスンサオ12位、シモンはランク外。

UFCで7連勝し、TJ・ディラショーに敗れた後さらに4連勝し、ランキング3位まで登りつめたアスンサオだが、ついにタイトルに挑戦すること無く、2019年からはマルロン・モラエス、コーリー・サンドヘイゲン、コーディ・ガーブラントに3連敗中。特にガーブラント戦では意識を飛ばされるKO負け。39歳で、ノーランカーのシモンに完敗するようだとリリースや引退勧告の危機となる。キャリア27勝中、一本勝ちが10回あるが、UFCでは11勝中1回のみ。

シモンはUFC6勝2敗。レスリングがバックボーンで、ここ4試合のテイクダウンが6回→7回→7回→6回。テイクダウン33回はバンタム級2位(1位はかつて対戦し勝利しているマラブ・デヴァリシビリ)。肩固めでの勝利はあるが、基本はテイクダウン→コントロールしての押さえ込みが武器。過去唯一のランカー挑戦は2019年のロブ・フォント戦で、何度もテイクダウンを奪ったものの、フォントにすぐにリカバリーされ判定負けしている。

カーフキックを入れるアスンサオ。シモンのジャブがヒット。プレスするシモンにまたカーフキック。シモンタックルへ。テイクダウン。頭で押さえつけて寝かせる。上半身を起こし立とうとするアスンサオ。立ったがシモンすぐタックルへ。ダブルレッグで抱えあげて叩きつけテイクダウン。ハーフにしてパウンド。肘。ガードに戻すアスンサオ。またハーフにするとバックに回ろうとするシモン。残りわずかで鉄槌を入れたシモン。ホーン。

1Rシモン。

2R。間合いを詰めてタックルに入ったシモンだがアスンサオ切った。じわじわ詰めるシモン。アスンサオ手が出ない。右フックでアスンサオダウン!起き上がろうとしたところにアッパーがヒットしまた崩れるアスンサオ。KO!

パンチを放つシモンの体が沈んだのを見て、タックル警戒で一瞬反応が遅れてパンチを貰ってしまったアスンサオ。これで4連敗。

シモンはUFCで初のKO勝ち。

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