シバター、久保優太戦の八百長打診をRIZIN関係者が承諾していたことも嘘だったことを認め「一世一代の大ブラフをかましてやった」

RIZIN
久保優太がシバターと電話のやり取りをした音声データを人気YouTuberに提供、公開される(全文文字起こし済)(2022年01月06日)

 こちらの続報。





 コレコレチャンネルに『RIZIN.33』の八百長打診の音声データが公開されたことを受けてシバターが自身のYouTubeチャンネルで以下のコメント。

 バタバタの末に決まった久保戦だが、HIROYA戦とは違い手の内が完全にバレている状況などを把握していて「めちゃくちゃ勝率が悪い」と判断。「何とかして勝てないか、と考えに考え抜いて。その結果、相手に油断させる(作戦を取った)」という。「やる気がない」「顔面を打たれると左半身がしびれる」など、公開した動画はすべて、久保を油断させるためのブラフ。それに加えて、台本などの提案もすべて作戦だった。

 ユーチューバー・コレコレが久保から受け取り世間に明らかになったシバターと久保との会話にも言及。RIZINの承諾や、ほかの試合でも台本の存在もにおわせたが、これは久保を信じさせるための「脚色」だったと明かす。直前にラインで「1R目は流しで2R目から本気で」としたのも、誓約書などを書かせない一方で、ブラフをリアルにするために「考える隙」を与えなかったシバターの作戦だった。

 そりゃそうでしょう。シバターは他の選手も言ってるように「嘘つきのクズ」なのは周知のことなのに、「『久保さんにそういった話を打診するのは可能です』というのがRIZINさんの、○○さんの回答でした」という部分は信じてRIZIN関係者を叩いている人が一定数いたことが驚きというか。いや、そこも含めて嘘なのに。

 ただ、それでも「久保さんの事を完全にはダマせたと思っていなかった」とシバター。台本に乗じて「ガンガンに潰しに来る可能性」も頭の中にはあったという。

 いざ試合がスタートするとそこからは腹の探り合い。「1Rは流してくれそうな感じだったけど…ガンガン、カーフキックを利かせてきた。カーフを利かせておくことで、(2R目に)タックルしにくくなる。(台本があったとしても)シバターを倒しに来る下地を作ってんな、コイツと。距離もガンガン詰めてくるし、遊びを許さない感じだった」とシバターは感じたところでスイッチが入った。「あとは見ての通り。右フックが入って(久保がフラッシュダウンして)焦って首相撲に来て。それで僕の飛びつき腕十字が入った」。

 結局誓約書やら供託金やらとかも無かったわけですから久保も半信半疑の中で戦っていたのではと推測します。というか、久保自身も疑っていたから電話を録音していたわけですし。

「正直、この作戦をいろんな人が汚いだの、スポーツマンシップに反するだの、言ってはいるが、ガチンコでやったら、勝率は10%もなかった。僕が勝つためにはそれしかなかったし、そして、僕は勝ちたかった」。直前で皇治戦が流れたことで運営側にも不満を感じていて「全部含めて、ペテンにかけて、食ってやりたかった。それで一世一代の大ブラフをかましてやった」と正直に告白。

 さらに「僕の方が久保さんより勝ちたいという気持ちの方が強かった。みんなほかのプロは『(正々堂々と)勝ちたい』『(男らしく)勝ちたい』とかだろうけど、オレは『(何をしてでも、どんなに卑怯なことをしてでも)勝ちたい』だった。その気持ちの違いなんじゃないかな」と執念の差を強調。久保には「久保優太、完全にお前の負けだよ。ごちゃごちゃ言ってんじゃねえ」と一刀両断。世間には「文句があるなら、このコメント欄に書き込んで、炎上の火を絶やさないでください」と挑発。シバターなりの「プロ」としての矜持を示した。

 八百長打診は皇治戦が流れたことを理由のひとつとしていますが、『BreakingDown』で芸人みなみかわさんにも打診していたわけですから説得力はゼロ。「何をしてでも、どんなに卑怯なことをしてでも勝ちたい」というのは、今後もRIZINに年に1度か2度のペースで使ってもらい、格闘家としてもユーチューバーとしても延命したいという意図があってのことでしょう。しかし、それも「一線を越えた」ことで無くなりましたね。続きを読む・・・
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