ヘビー級。ルイス3位、ツイバサ9位。
技術よりパワーな選手が存在を許されるヘビー級だが、歴代のタイトル経験者を見ると、やはりパワーはあっても十分アスリートとしてのスキルがある選手ばかり。その中で、パワフルなパンチだけを武器に2度タイトル挑戦までこぎつけているのがルイス。が、タイトルマッチだと2試合とも完敗で、王座への壁は高い。昨年8月、シリル・ガーンとの暫定王座決定戦ではアウトボクシングで翻弄され、最後はパンチをまとめられて全く見せ場なくKO負け。そのせいで、昨年12月の前戦は、UFC4連勝中の下位ランカークリス・ドーカス相手にアンダードッグという評価だったが、ケージに追い詰めてパンチ連打を打ち込み、1RKO勝ちで復活している。今回もまた連勝中の下位ランカーが相手だが、オッズではフェイバリット。
メインで対戦するオセアニアの二人と同じく、ツイバサもオーストラリア人。ヘビー級では若い28歳。キックがバックボーンで、勝った試合は判定が1度だけで、他12戦はすべてKO。試合後に、靴にビールを注いで飲み干すシューイのパフォーマンスがすっかりおなじみになり、試合後退場する際にも観客からシューイをせがまされている。
カーフキックで牽制するツイバサ。パンチのフェイントから組み付いてケージに押し込む。カンヌキでこらえるルイス。頭を付けて押し込みなが膝を入れるがブレイク。ルイス左ハイ。ジャンピングキック。右オーバーハンドから逆にルイスが組んで押し込む。ルイスタックルへ。シングルレッグ。倒せない。入れ替えて肘を入れるツイバサ。しかしルイスが大内刈りでテイクダウン。ハーフからパウンド!連打!ツイバサが立つところに打ち込んでいく。ツイバサなんとか立ち上がりパンチを打ち返すとまたケージに押し込む。またカンヌキ。ルイスそこから払腰で投げた。ツイバサシングルレッグでテイクダウンを狙う。ルイス立った。またカンヌキに。ホーン。
1Rルイス。
2R。ツイバサのローにパンチを返すルイスだがかわされた。ルイスのパンチがヒット!追いかけてパンチを打ち込みケージに押し込むルイス。入れ替えたツイバサに大内刈り。こらえたツイバサ。ルイスがぶって膝!近距離でパンチの打ち合いからツイバサの肘でルイス前のめりにダウン!KO!
衝撃フィニッシュでツイバサ5連勝。一気にタイトルコンテンダーに。