UFC271:第10試合・ボビー・グリーン vs. ナスラット・ハクパラスト

ライト級。

会場のあるテキサスのお隣カリフォルニア出身のグリーン。9年前にStrikeforceがUFCに合併吸収された際に契約移管された選手の数少ない生き残り。UFC9勝7敗1分け。前戦は王座決定戦にも出場したアル・アイアキンタを1RでKOした。レスリングがバックボーンで、スタンドではノーガードのままプレッシャーを掛けてパンチを打ち込んでいくスタイル。

ハクパラストはキックがバックボーン。ドイツ出身でUFC5勝3敗。ストライカーで、ローカル時代はKO勝ちが多かったが、UFCでの勝ちはヒット数で上回っての判定勝ちが4つ。前戦は初めてのランカー挑戦となるダン・フッカー戦で、2Rまで打撃でプレスされ下がり続ける展開になってしまい、勝負に出た3Rはフッカーにタックルを合わせられて判定負け。

ガードを下げたまま間合いを詰めるグリーン。パンチを打ち込む。ガードを固めてブロックするハクパラスト。プレスするグリーン。ハクパラストのアイポークでブレイクがかかるが、直後に今度はグリーンがアイポーク。再開。ジャブを入れるグリーン。ハクパラストのガードの合間から顔面にヒット。さかんに挑発しているグリーン。パンチを打ち込んでいく。ハクパラスト左のミドルが三日月気味にヒット。詰めていくハクパラストだが、グリーンのパンチをもらう。ホーン。

1Rグリーン。ハクパラスト、コーナーに戻るグリーンに挑発行為を見せる。

2R。手数が増えてきたグリーン。詰めてくるハクパラストにパンチの連打を打ち込む。ハクパラストがパンチを返すも空振り。それでもどんどん詰めるハクパラスト。左がヒット。さらにパンチで飛び込んだがグリーンにかわされる。ハクパラストも打ち返していく。グリーンの連打がヒット。距離を詰めるハクパラストが左。ヒットしたが単発。左ハイを出したが肩でブロックされる。連打をガードの間から打ち込むグリーン。ホーン。

2Rグリーン。今度はグリーンが挑発。

3R。倒すしか無いハクパラスト。変わらず出ていく。しかしグリーンさらに手数を増やす。打たれながら出るしか無いハクパラスト。さすがに動きが落ちている。パンチがほぼ肩でブロックされる状態。出ていくハクパラストだがグリーンのパンチの弾幕で阻まれる。タイムアップ。

三者フルマークでグリーン完勝。

2試合続けてランキング手前の相手に完勝。次はランカーか。

ハクパラスト、諦めず出ていく気持ちは強かったが、そこから攻め手がなかった。

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