UFC on ESPN+61:第1試合・テフォン・チュクウィ vs. アザマト・ムルザカノフ

ライトヘビー級。

プロキャリア8ヶ月・3戦のみでコンテンダーシリーズに抜擢され、KO勝ちでUFCに青田買いされたチュクウィは、ここまで2勝1敗。カメルーン出身の27歳。メインカードに登場するソディック・ユサフと同じ、チーム・ロイド・アーヴィン所属。キック出身で打撃を全力で打ち込んでいくスタイルだが、キャリアの浅さを露呈し、UFCでは勝ってもKOを奪えず、パク・ジョンヨンにはテイクダウンから塩漬けにされ初黒星を喫している。前戦では自らテイクダウンを仕掛けるなど成長した部分も見えた。

ロシアのムルザカノフは昨年8月のコンテンダーシリーズで勝利しUFCと契約。昨年のうちにデビューが予定されていたが、次々と試合が流れて3月に。コンテンダーシリーズでは1RでKO勝ち。キャリア10戦全勝で7KO。コンテンダーシリーズ出身ながら、35歳と若くはない。

プレスするムルザカノフ。しかしギリギリ間合いには入らない位置。飛び込んでパンチを打って離れる。チュクウィは蹴りを打ち込む。ムルザカノフ左オーバーハンド、ボディを飛び込んで打っていく。お互い単発の打撃を入れ合う展開。タックルに入ったムルザカノフだがチュクウィ受け止めた。離れる。大きな展開のないまま残り1分。チュクウィが前に出て四つに組むと膝を打ち込む。体勢を変えようとするムルザカノフだがチュクウィがケージに押し込み膝。ホーン。

1R手数でチュクウィ。

2R。チュクウィのローに合わせたパンチでそのままテイクダウンを奪ったムルザカノフ。しかしチュクウィすぐに立つ。前に出ながらミドルを入れていくチュクウィ。ムルザカノフはやや手数が減っている。ミドルをもらい体がくの字になるムルザカノフ。組もうとするがパンチを入れて引き剥がすチュクウィ。ムルザカノフタックル。こらえたチュクウィをケージに押し込むが、押し返し離れるチュクウィ。ジャブから右ボディ、右ハイを入れるチュクウィ。ムルザカノフ、ミドルが嫌なのか、フェイントに反応している。ホーン。

2Rチュクウィ。

3R。ムルザカノフの左オーバーハンドがテンプルにヒット。下がるチュクウィを追いかけてさらにパンチを入れると飛び膝!タックルに入ろうとしたチュクウィの頭部にビッグヒットし仰向けにダウン!追い打ちに行く前にレフェリー止めた。

ムルザカノフUFCデビュー戦で逆転勝利。2Rまでは手数が少なく、このままズルズル行ってしまうかと思われたが、最後の畳み掛けは良かった。

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