ヘビー級5分5R。ヴォルコフ6位、アスピナル11位。
元Bellator王者ヴォルコフ。UFCではファブリシオ・ヴェウドゥムやアリスター・オーフレイムをKOしており8勝3敗。極真出身のストライカーで、2mの長身から繰り出す蹴りが主体のスタイル。タイトル挑戦まであと一歩のところまでは来ているが、デリック・ルイスやシリル・ガーンなどに敗れて果たせず(両者とも、ヴォルコフ戦の次の試合がタイトルマッチ)。
イギリスのアスピナルは初メイン。UFCデビューから4連勝・全フィニッシュ勝利。父親が経営するアスピナルBJJ所属。幼少からレスリング・ムエタイ・ボクシングなどを学び、柔術では黒帯を取得。22歳からはボクシングヘビー級世界王者タイソン・フューリーのスパーリングパートナーを務めている。UFCデビューから3戦はノーランカー相手の試合、前戦は下位ランカーのセルゲイ・スピヴァクとの対戦で、これが初めての上位ランカーとの対戦となる。スピーディーなパンチが武器。オッズでは地元で無敗のアスピナルがフェイバリットとなっている。
パンチで飛び込んだアスピナル。連打を入れる。ワンツー。これはガードしたヴォルコフ。ミドルを返した。シャッフルから一転して組み付いたアスピナルがテイクダウン。サイド。ハーフに戻すヴォルコフ。アスピナル肘。パウンド。アスピナルがキムラを狙うとヴォルコフケージを使って立った。立ち際に打撃を入れるアスピナル。距離が近い。縦肘。ケージ際を回るヴォルコフ。アスピナル間合いを詰めてワンツー。ロー。蹴りにパンチを合わせられてスリップダウンしたアスピナルだがすぐ立つ。ヴォルコフのパンチをかいくぐってタックル。テイクダウン。アスピナル、ハーフからまた肘を落とす。ハーフのままストレートアームバー。ヴォルコフタップ!
なかなかタップを奪うところを見ないストレートアームバーで一本勝ち。グラウンドでは実力差があったか。これでオクタゴン5連勝。
試合後には同じく5連勝中のタイ・ツイバサとの対戦をアピール。
今回は地元勢が多数勝利。負けたのはハーバート、グランディ、マッケナの3人だけ。