ウェルター級。
「フューチャー」のニックネームを持つアイルランドのギャリー。昨年11月のUFCデビュー戦では、ネクストマクレガーとの期待もされた割に打撃で劣勢な展開が続いたが、1R残りわずかで右フックで顎を撃ち抜いてKO勝ち。バックボーンは柔道だが、試合ではストライカー。まだ24歳。
ウィークスも昨年12月のUFCデビューからこれが2戦目だが、代役でのUFCデビューでいきなり中堅バーバリーナと対戦し、テイクダウンで攻めるなど健闘したが判定負け。キャリアまだ5勝1敗の28歳で、2020年と21年にボクシングの試合にも出場したが1勝1敗。
試合順はプレリムメインだが、ギャリーには実力に見合った相手を当てて育てようというマッチメイク。
長身でリーチが長いギャリーが距離を取って前蹴りで牽制。ウィークス詰めてきてケージ際をサークリングするギャリー。詰めるが間合いに入れないウィークス。ギャリーのカーフキックでスリップしたウィークスだがすぐ立つ。ケージを背負ったギャリーにタックル。膝を合わせたギャリーだがウィークス組んで押し込んだ。脇をくぐってスタンドバックへ。正対したギャリー。入れ替える。放したギャリー。近い間合いから前蹴り、左ハイ。パンチから右ハイ。ウィークスまた詰めてきた。前蹴りが相打ちになりギャリースリップダウンするがすぐに立つ。ホーン。
1Rギャリー。
2R。また詰めるウィークス。パンチで飛び込もうとするがかわしたギャリー。ウィークス飛び込んで組みついてケージに押し込む。テイクダウン狙い。倒せず離れる。ワンツー。左ハイ。詰めるウィークスだがそこにパンチを貰う。ウィークス詰めてボディロックするとスタンドバックへ。が、倒せず抜けられる。ギャリーワンツー。飛び膝。ホーン。
2Rギャリー。
3R。距離を詰めたウィークスだがギャリーがワンツー、カーフキックを一方的に打ち込む。タックルに入るが切られるウィークス。打撃で詰めるウィークス。しかしギャリーのワンツーをもらいぐらついた。ウィークス組んでいくが、逆にギャリーがダブルアンダーフック。スタンドバックへ。離れた。残り45秒。残りわずかで距離を取るギャリー。追いかけて組みついてスタンドバックに回ったウィークスだがタイムアップ。
29-28、30-27×2の3-0でギャリー勝利。
しかしネクストマクレガーという期待感に対し、0勝1敗の相手にフィニッシュできず判定勝ちでは、期待に応えているとは言えない。