PANCRASE327:第1部第6試合・上田将竜 vs. 有川直毅

フライ級。上田1位、有川4位。

昨年、2度勝っている暫定王者小川への挑戦権を棚ボタで獲得した上田。が、試合では組んでケージに押し込まれるという展開を繰り返し、オープンスコアで勝ちがなくなっているにも関わらず最後まで勝負に行かず判定負け。試合後にはパンチを当てられるのが怖かったからと理由を説明していたが、判定負けが確定した状態で何を恐れていたのか。ある種人生最大のワーストマッチを経験し、試合後には身体を考える発言もあった上田は、どういう心持ちで試合に望むのかが問われる試合。

2019年のパンクラスデビューから4勝1敗の有川。1月には大阪で行われたGRALDIATORで判定勝ち。昨年の杉山戦ではテイクダウンからバックを奪われチョークで一本負けし、パンクラス初黒星を喫したが、2020年のネオブラ王者山中との対戦ではバックを取られた場面からスクランブルで脱出し、三者フルマークでの判定勝ち。

カーフキックを蹴っていく有川。上田もロー。上田ジャブで出る。組んでいく上田。四つでクラッチしてテイクダウン狙い。押し込みながら膝。ブレイク。飛び込んできた有川に左がヒット。パンチで出る有川。ローをキャッチした上田がタックルへ。脇をくぐってスタンドバックにして膝を入れる。ゴング。

1R三者有川。

2R。蹴りを入れていく有川。上田間合いを詰めてタックル。切られてパンチを打たれた。距離を詰める上田。飛び込んで右をヒット。ジャブ。パンチで飛び込んでタックルにつなげたが切られた。ローをつかんで倒した有川。上田の立ち際にパンチ連打を打ち込んだ。上田単発だが手数が増えてきた。パンチを入れていく。左がヒットし有川スリップダウン。有川は手数が減っている。ホーン。

2Rは三者上田。

3rj。手数が増えた上田。先手を取っていく。有川足払いのようなカーフキックでスリップダウンを取ったが、上田すぐ立つ。パンチで飛び込んだ有川にタックル。受け止めた有川。離れる。有川カーフキック。有川のカーフキックに右を合わせる上田。有川のハイに交錯して上田タックル。ケージでこらえる有川。倒せず。離れた。残り30秒ジャブを当てていく上田。前に出る有川だが空振りが多い。タイムアップ。

29-28、28-29、29-28のスプリットで上田勝利。

僅差の3Rを制した上田の勝利。連敗は止めたが、快勝とはいかなかった。

「前回負けて引退も考えたが、楽しいのがこれしかないので。福岡でパンクラスをやりたいので頑張ります」とマイク。

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