UFC274:第11試合・マウリシオ・ショーグン vs. オヴァンス・サン・プレー

ライトヘビー級。両者とも元ランカーで、ランキングから外れて久しい。

40歳となった元王者のショーグンは1年半ぶりの復帰戦。ナンバーシリーズの出場は6年ぶり。あと2試合で引退すると公言している。そのうち1戦は8年前に地元ブラジルで34秒KO負けしたオヴァンス・サン・プレーとの再戦となる。2002年にプロデビューしたので、今年でキャリア20年。PRIDE武士道には翌年出場し、93kg級のトーナメントを制したのが2005年。UFCデビューが2007年。直近の試合は、ポール・クレイグ戦で、前年にも対戦しドローだった相手にテイクダウンからパウンドを打ち込まれ、最後はレフェリーに止められる前にタップしての負け。

OSPも39歳。現在2試合連続KO負け中。前戦は直前に対戦相手が欠場し、階級を上げてのヘビー級での試合でKO負け。6年前にはライトヘビー級暫定王座決定戦に出場したが、現在はノーランカー。2017年のUFC最後の日本大会のメインで岡見にヴォンフルーチョークで勝利したが、その試合から勝った試合では5試合連続でパフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを受賞している。

ここ最近のショーグンは腹回りが絞れていない。OSPが前蹴りで牽制。遠い間合い。ローを返すショーグン。OSPパンチで飛び込んでヒット。ショーグンもパンチを返すがスピードがない。距離を詰めていくショーグン。OSPのパンチはかわした。また前蹴りで牽制するOSP。ミドルを入れたOSP。ショーグンの腹が赤くなっている。飛び込んできたOSPにパンチを合わせようとする。OSP前蹴り。両者ななかなか間合いに入れないまま1R終了。会場は大ブーイング。

手数にはあまり差がない。両者様子見で終わった。

2R。両者出ていかない。蹴りで牽制が続く。ステップで回りだしたショーグンだが会場からはブーイングが飛ぶ。間合いを詰めてきたショーグン。前蹴りを腹にもらうが飛び込んでパンチを一発ヒットさせた。蹴りでの牽制が続く。ローが多いショーグンだが、ジャッジからどれだけ評価されるかはわからない。残り1分。OSPが蹴りでヒット数を稼ぐ。ホーン。

2R手数でOSP。

3R。OSPシングルレッグから四つに組んでケージに押し込む。しかし自ら離れた。蹴りを入れていくOSP。OSPの左がヒット。OSPが徐々にプレスしていく。前蹴り・パンチをヒット。もらったショーグンは効いてないとアピールするがヒット数では負けている。OSPが詰めてきた。サークリングするショーグン。ワンツーを入れたショーグンだがOSPもパンチを合わせる。残りわずかでショーグンはサークリングして距離を取る。タイムアップ。

29-28ショーグン、29-28OSP、30-27OSPのスプリットでOSP勝利。

2Rがどちらとも取れる内容だったので、本来なら3Rは両者攻めなければ行けなかったのだが、勝っていると判断したショーグンは攻めずに逃げ切り狙い。OSPも2Rを取っていると思い、判定なら勝てると踏んで倒しに行かず。結果何も起こらないまま終わった。

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