UFC on ESPN+64:第7試合・ジョー・ソレッキ vs. アレックス・ダ・シウバ

ライト級。

極めの強いグラップラーのソレッキはUFCデビューから3連勝。ベテランのジム・ミラーにも勝利している。しかし前戦はジャレッド・ゴードンに1Rは寝技で圧倒したものの、2R以降はスタミナ切れしテイクダウンが奪えなくなって判定負け。UFC初黒星を喫した。

ブラジルのシウバはUFC1勝2敗。ローカル時代は20勝1敗で、20勝すべてがフィニッシュ勝利(13KO・7一本勝ち)だったが、UFCでの勝利は押さえ込んでの判定勝ち。UFCデビューから3年だが、まだ26歳と若い。

間合いを詰めてパンチを打ち込むシウバ。左がヒットしソレッキダウン!すぐに上を取り殴りに行くシウバにソレッキはガードで凌ぐ。ソレッキ下からギロチン。けっこう入ってる。そのまま上を狙う。外れたが取り直して引き込んで絞める。しかしまた外れた。またソレッキのガードに。ホーン。

1Rシウバ。最初にダウンを奪った後はほぼ上にいるだけ。下のソレッキがギロチンを決めかける場面もあったが、ダウンの印象を覆すほどではなかった。

2R。ソレッキタックルに。ケージでこらえるシウバだがソレッキバックに回りハーフバック。四の字バックへ。チョークを狙う。顎の上で耐えているシウバ。凌いだが、なおも四の字バックでピンチは続く。シウバ、足の指でケージをつかんでいて繰り返しレフェリーに注意されるが、それでもやめないために1点減点。ホーン。

2Rは減点もあり10-8ソレッキ。シウバはこれで判定勝ちが難しくなった。

3R。逆転を狙いスタンドで出ていくシウバ。タックルに来たソレッキを受け止めて膝を入れる。パンチで攻める。ソレッキタックル。受け止めたシウバ。引き込むソレッキの首を抱えている。放して立ち上がった。スタンド。シウバワンツーがヒット。ソレッキタックル。受け止められると引き込んだ。ガードのソレッキにパウンド・肘を入れるシウバ。自ら立った。スタンド。残り1分。右がヒット。しかしソレッキもスタンドで手を出し行く。パンチがヒットしているのはシウバだが時間がない。タイムアップ。

3Rは微妙だが、2Rの減点があるので少なくともシウバの勝利はない。

28-28、28-27、29-27の2-0でソレッキ勝利。

2Rはソレッキに10-7をつけたジャッジもいたか。反則減点がなければドローだった。チョークが相当タイトだったのかもしれないが、レフェリーに注意されているのに、ケージ足指つかみを繰り返していたのはいただけない。

結果的には勝ったソレッキだが、2Rにシウバの減点があったことで逆に弱気になったか、3Rは引き込みで凌いでドローでもやむなしという判断をしていたように見えた。

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