ライト級5分5R。ツァルキャン11位、ガムロ12位。
ツァルキャンはジョージア生まれのアルメニア人、現在はロシア在住で、アルメニアとジョージアの二重国籍。UFCデビュー戦で次期挑戦者筆頭候補のイスラム・マカチェフといきなり当てられ、それまでUFCでテイクダウンを奪われたことがなかったマカチェフから初めてテイクダウンを奪うなど、判定負けだったが健闘した。そこから5連勝。レスリングがバックボーンで、当初はテイクダウンから固めるスタイルだったが、ここ2戦はパウンドでのKO勝ち。しかしランカーとの対戦は今回が初めて。
KSWでクレベル・コイケを破ったガムロ。ADCCヨーロッパ王者のグラップラー。KSWでの防衛戦からわずか1ヶ月半後に組まれたUFCデビュー戦ではグラム・クタテラーゼ相手にテイクダウンしても立たれる展開でスプリット判定負けでMMA初黒星を喫したが、そこから3連続フィニッシュ勝利。元トップファイターのジェレミー・スティーブンスからキムラで秒殺勝利すると、前戦はランカーのディエゴ・フェレイラにバックからボディへ膝を打ち込んでKOし、ランキング入りした。
ツァルキャンハイキック。ワンツーミドル。ガムロが飛び込むところにタックル。しかし切ったガムロが逆にシングルレッグ。が、ツァルキャンも切った。詰めていくツァルキャン。ガムロニータップ。切った。逆にガムロのローに合わせたタックルでツァルキャンがテイクダウン。足関狙いからスクランブル。ついていくツァルキャンだがさらにまたスクランブル。バックを取り返したガムロ。ツァルキャン立ってオーバーフックして正対。離れた。ミドル、ハイを放つツァルキャン。ロー。ミドルをキャッチしたガムロだがテイクダウンは許さない。残り1分。ミドル、ハイを入れるツァルキャン。パンチで出ていくツァルキャン。ガムロタックル。両者激しいスクランブルからがぶったツァルキャン。その体勢でホーン。
1R打撃のヒットでツァルキャン。両者スクランブルで激しく動くが、最終的にいいポジションを取っているのはツァルキャン。
2R。またミドルをキャッチしたガムロだがツァルキャン振りほどく。ガムロが出るところにジャブを当てる。右ミドルを入れたツァルキャン。打撃で常に先手を取るツァルキャン。一転シングルレッグ。しかしガムロ切った。離れる。ガムロのカーフキック。ツァルキャンタックル。受け止めてオーバーフックで投げるガムロだが、ツァルキャンこらえる。パンチを入れて離れた。左ボディからミドルを入れるツァルキャン。またミドル。ガムロちょっと嫌がった。ホーン。
2Rツァルキャン。しかしこのラウンドはツァルキャンのタックルは切ってしのいだガムロ。一方でツァルキャンのミドルを腹にもらって効いてきている。
3R。いきなりミドルを入れるツァルキャン。またミドル。出たガムロに四つに組むツァルキャンだが、ガムロ離れた。ジャブの刺し合い。パンチからシングルレッグに入ったガムロ。抱え上げたがツァルキャンこらえて振りほどいた。ガムロタックル。初めて切りきれないツァルキャン。ガムロはバックに回ってスタンドバック。ケージ際で正対しようとするがさせないガムロ。ツァルキャンガムロの脇をくぐって脱出しようとするが、逆に膝をつかせたガムロ。しかし立つと正対。離れた。パンチで出るツァルキャン。ガムロ距離を取る。ツァルキャンタックルへ。ガムロの左足をクラッチしたが、ガムロ片足でこらえた。ツァルキャンバックスピンキック。ガムロの左が入るがツァルキャンもパンチを返す。右ミドル。左ミドル。ホーン。
3Rはもっとも僅差のラウンドとなったが、最後の攻防でツァルキャンの打撃が入ったことで判断を変えるジャッジもいるかもしれない。両者激しく動いているが、ガスタンクの残量はどうか。
4R。ガムロ右オーバーハンド。間合いがつまりパンチを貰ったツァルキャンだが打ち返す。ガムロタックル。受け止めたツァルキャン。ガムロ離れた。ツァルキャン左ハイ。ガムロの右がヒット。両者動きは落ちていない。ツァルキャンまた右ミドル。ツァルキャンの蹴りからそのまま回ってのバックブローがヒットしガムロダウン!すぐタックルでしのごうとするガムロ。切れずに離れようとしたツァルキャンのバックに付いたが、ツァルキャン立ってケージ際で正対。離れた。ガムロダメージはなさそうで出ていく。右オーバーハンド。出てきたガムロにバック肘を狙ったツァルキャン。パンチの打ち合い。ワンツーを入れたツァルキャン。ミドル。ボディにヒットしたが、キャッチしたガムロが初めて倒した。が、背中はつけずに立とうとする。ガムロ投げて倒す。立ち上がろうとするツァルキャンだがガムロ投げて倒しバックマウントへ。チョークを狙うが、ツァルキャン反転してケージを使って立つ。ホーン。
4Rツァルキャン。
5R。ガムロ右を入れた。ツァルキャンのカーフキックでガムロ転倒。パウンドを打ち込むツァルキャンだがガムロ立った。ツァルキャンシングルレッグ。切ったガムロ。ジャブを打ち込むツァルキャン。ガムロタックル。すぐにバックに回った。ツァルキャンケージ際で立とうとする。立った。スタンドバック。正対しようとするツァルキャン vs. 倒そうとするガムロだがツァルキャン正対。離れた。ガムロのタックル。ツァルキャン受け止めた。打撃で先手を取るツァルキャン。ガムロタックル。今度は切ったツァルキャンががぶる。離れた。パンチ・前蹴りで出るツァルキャン。残り1分。手数を出していくツァルキャン。ガムロタックル。テイクダウンしたがツァルキャンすぐ立つ。スタンドバック。ガムロ正対してガブッた。タイムアップ。
三者48-47でガムロ勝利!
がっくりと膝をつくツァルキャン。3Rと5Rはガムロだが、あと1Rは?4Rダウンがあったがその後タックルからのテイクダウンを見て、そこまでダメージないと判断されたのか。
メディアのジャッジは48-47ガムロはいるものの、48-47ツァルキャンが多数派。
https://twitter.com/UFCNews/status/1540928114196221953
ジャッジは三者とも3R、4R、5Rをガムロに入れている。