UFC on ESPN38:第5試合・シャイラン・ヌアダンビク vs. TJ・ブラウン

フェザー級

中国のヌアダンビクは昨年5月にUFCデビューしたが距離を取られてのパンチを貰い続けて判定負け。2戦目は川尻のUFCデビュー戦で対戦したショーン・ソリアーノ相手に2Rと3Rにテイクダウンから押さえ込んでUFC初勝利。しかしグラップラーだがタックルをフェイントもなく出しているのでテイクダウンに苦労しており、今のままだとUFCで戦い続けるのは厳しいレベル。UFCデビュー前の戦績が35勝9敗だが、2016年のプロデビューの年に7ヶ月で12試合、翌年は16試合もしている(トータル23勝5敗)。しかし相手のレベルが微妙。

ブラウンはUFC2連敗の後2連勝。ただし、カイ・カマカ戦は怪しい判定での勝利だった。前回は直前で対戦相手が欠場となり、ベテランのチャールズ・ロサとの対戦になったが、直前のためロサの減量が間に合わず、ライト級契約だった。柔術黒帯で、コンテンダーシリーズからの5試合で平均4テイクダウンを奪っているが、ジョーダン・グリフィン戦では7度もテイクダウンを奪った後にギロチンに捕まって逆転負けしている。

間合いを詰めてパンチを入れたブラウンだが、飛び込んだところにヌアダンビクがパンチを合わせた。ブラウン首相撲から膝連打しヒット。ブラウンの左ミドルに右フックをあわせたヌアダンビク。ヌアダンビクの右フックで膝をついたブラウン。すぐタックルに入ったブラウンだが、ヌアダンビク腰の強さで入れ替えて上になる。インサイドから肘。ブラウン下から三角。頭を抜いたヌアダンビク。腕十字に移行したが、ブラウン下から足関へ。カーフスライサー。ヌアダンビクは膝十字のカウンターを狙う。両者入らず離れて立った。ヌアダンビクがシングルレッグに入ったが足を抜いたブラウン。ブラウン詰めて左。ヌアダンビクの右が入ったがブラウンがワンツーを返す。ブラウンの膝にヌアダンビクのタックルが同じタイミングで入り、もらったがそのままテイクダウンしたヌアダンビク。ブラウンのガード。ブラウン下からキムラ。しかしホーン。

1Rは微妙。お互いいい打撃が入っていて、ヌアダンビクはテイクダウン、ブラウンはサブミッションの仕掛けがあった。

2R。ヌアダンビクの右をかわしてワンツーを入れたブラウン。ヌアダンビクタックル。組んでクラッチすると外掛けテイクダウン。バックに回りチョークを狙う。ブラウン外して立ったが、ヌアダンビク再びタックルへ。ブラウンスイッチを狙ったが下に。下からキムラを狙うブラウンだが外れる。ヌアダンビク再びダブルレッグで寝かせてバックを狙うが、ブラウン反転。上を取り返すと背中を向けたヌアダンビクからハーフバック。チョークを狙うが真後ろについておらず外れた。ヌアダンビク正対して上を狙うが、ブラウンまた下からキムラ。三角に移行。残り1分。密着して耐えていrヌアダンビク。ブラウン力を入れて絞めるが、まだ浅くヌアダンビクがパウンドを打ち込む。ホーン。

2Rはブラウン。

3R。やや足が止まっているブラウン。ヌアダンビクがパンチを当てていく。左がヒット。ジャブ。ヌアダンビクも疲れているが、パンチの重さはまだある。ブラウンタックル。テイクダウン。ブラウンがハーフからディープハーフにしてスイープを狙ったが、潰されて押さえ込まれる。パンチで削るヌアダンビク。だがブラウンスイープで逃れて逆にバックを狙う。ヌアダンビク正対したが下に。残り1分。反転しようとしたヌアダンビクだが上をキープするブラウン。インサイドからパウンド。たとうとしたヌアダンビクのバックへ。しかし股下から抜けたヌアダンビクが残り10秒でバックを取り返しパウンド。残りわずかで今度はブラウンが上になりタイムアップ。

3Rはヌアダンビク。

三者29-28でヌアダンビク勝利。

微妙な1Rを取ったのはヌアダンビク。

タイトルとURLをコピーしました