UFC on ESPN+67:第4試合・ファレス・ジアム vs. ミハウ・フィグラク

ライト級。

地元フランスのジアムはここまで2勝2敗。キックISKA王者。しかしUFCではテイクダウンされ苦戦する展開が多く、前戦はテランス・マッキニーに1Rチョークで一本負け。

ポーランド生まれ・イギリス育ちのフィグラクUFCデビュー戦。ここまで8戦全勝の26歳。8勝のうち4KO・4判定勝ち。アマチュア時代には一本勝ちもあり、グラウンドもできる。無敗が評価されているのか、UFCデビュー戦ながら、2勝2敗のジアムに対してフェイバリット。

プレスしていくフィグラク。リーチに勝るジアムはカーフキック。ジャブ。詰めていくフィグラク。逆にカーフキック。カーフの蹴り合い。圧されてケージを背負うジアムだが、パンチからまたカーフ。左ボディから右のコンボをヒット。組んだフィグラク。四つでテイクダウンを狙うが、逆にジアムがテイクダウン。下からタックルに入りながら立ったフィグラク。スタンドへ。ジアムまたカーフ。しかしフィグラク詰めてケージを背負わせる。ジアムがパンチ・肘を入れる。フィグラクバック肘。ヒットしないがそのまま四つに組む。が、逆にジアムがテイクダウン狙い。オーバーフック内股。こらえたフィグラクだが、ジアム押し倒し上に。残り15秒でフィグラク腕十字。腕が伸びたが足のフックが顔にかかっておらず立たれる。パウンドを入れるジアム。ホーン。

1Rジアム。

2R。ジャブを入れたジアム。フィグラクがパンチで飛び込むもヒットせず。ジアムの左ミドル。しかしフィグラク詰めてパンチをヒット。ジアム一転してタックルへ。足を抱えてテイクダウン。下から足関を狙ったフィグラクだが、外して上を取るジアム。膝を割ってハーフに。ガードに戻したフィグラクにジアムがパウンドを入れるとまた腕十字を狙うフィグラク。首をギロチンに抱えながら立ったフィグラク。すぐパンチで出る。近い間合いでパンチを入れるが、ジアムテンカオ。四つに組んだフィグラク。シングルレッグに入るが倒せず離れた。すぐまた組み付くフィグラク。ジアム引き剥がしてバック肘。ヒットし効いた!タックルで誤魔化そうとするフィグラク。ジアムが切ると引き込んでガードに。パウンドを落とすジアム。ジアム立つが、足をサバいて一気にマウントへ。フィグラクがハーフに戻したところでホーン。

2Rジアム。

3R。ジアムのカーフキック。フィグラクすぐに詰めてパンチを打ち込む。またカーフ。フィグラク効いたのか、蹴られた足を下げてスイッチ。しかしまた出ていく。ジアムタックル。ギロチンにかかえたフィグラクだがジアム振りほどいた。ローをけるジアムだが、フィグラクがケージまで詰めるとタックルへ。両足を束ねてテイクダウン。が、押さえ込まれる前にすぐ立って離れるジアム。フィグラク組んでボディロックするが、倒せずに離れた。詰めたフィグラクにジアムがテンカオ。そのまま組んだジアムだが、フィグラクがハイクラッチで持ち上げてテイクダウン。フィグラクの腕十字も読まれている。フィグラクが足で距離を取りタックルに入り立つ。ジアムまたタックル。ローシングル。が、切ったフィグラクがバックに回る。ジアム正対したがマウント。さらに亀になりバックマウント。しかしまた正対すると三角マウントの体勢から股下をくぐって上を取り返したジアム。上からパウンド。タイムアップ。

30-27×2、29-28の3-0でジアム勝利。

29-28をつけたジャッジは3Rフィグラク

今回はグラウンドでも成長を見せたジアム。カーフも効かせて完勝。最後やや失速したか。デビュー戦の相手にアンダードッグの前評判を覆した。

フィグラクは打撃で劣勢で、懐の深いジアム相手にテイクダウンも奪えず。ガードからの腕十字やラストのマウントで惜しい場面もあったが。

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