UFC on ESPN+67:ポストファイトボーナス/総評

パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト:アブス・マゴメドフ、ブノワ・サン・デニ
ファイト・オブ・ザ・ナイト:シリル・ガーン vs. タイ・ツイバサ

初のパリ大会、メインを含めフランス勢は全勝。メインカードは判定も多く、このままメインがガーンのペースになるとフルラウンドアウトボクシングでツイバサが翻弄され続けて、盛り上がらない内容になるのかという心配もあったが、ツイバサがダウンを奪ったことでスリリングな試合になり、結果として盛り上がった。

ランキング3位相手に快勝したガーンだが、今回の試合内容でガヌー攻略ができるかどうかは分からず。ヘビー級転向を表明しているJJが初戦でのタイトル挑戦を望んだら、そちらが優先されそう(体格がライトヘビー級時代とまるで違うので、テストマッチを挟んだほうがいいとは思うが)。

ガーンは試合後の記者会見でタイトル挑戦をアピール。ガヌーが試合出来ないなら暫定王座決定戦でもいいとのこと。

セミはウィテカーが2位ヴェットーリを完封。アデサニヤさえいなければ、今頃P4Pランキングの上位にいたに違いない。しかしまたも判定で、直近で敗れているだけに、こちらもアデサニヤとの再戦の可能性が高まったとは言えない。本人も再戦のハードルが高いのは分かっていて、試合前にはライトヘビー級への転向も考慮の一つに入れていることを明かしていた。が、やはり試合後にはアデサニヤへのタイトル挑戦を第一に考えているとし、来年2月に噂のあるオーストラリア大会(ウィテカーはニュージーランド出身だが現在はオーストラリア在住)で挑戦できたらいいとコメントしている。対戦が実現するかはやはり11月のアデサニヤ vs. ペレイラの結果次第か。

個人的MVPはメインを盛り上げたタイ・ツイバサ。

 

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