女子ストロー級。
メキシコのマルチネスは25歳で7戦全勝。空手・キックがバックボーンで、キックでは世界王者にもなっている。蹴りが得意なストライカー。7勝のうち5つがKOでの勝利。一方で、テイクダウンディフェンスには穴があった。それがどこまで埋まっているか。前戦は2019年12月で、3年近いブランク明け、コロナ後の初試合となる。
エリス・リードはUFC女子ストロー級では1勝1敗。打撃のヒットで上回ってスプリット判定勝ちした後、前戦は簡単にテイクダウンを許す展開で判定負け。テコンドー・キックがバックボーン。現在陸軍の予備役で、所属ジムは自身がオーナー・インストラクターを務めるキックサイド・マーシャルアーツ。
サイドキックを放つマルティネス。飛び込んで右をヒットさせたマルティネス。リートが出ていくがそこにまた右を入れた。蹴りを放ったマルティネスだがカウンターでリードのパンチを貰いダウン!すぐに立ったマルティネス。ミドル・ハイを蹴る。リードが詰めてパンチを放つとバックステップし距離を取る。マルティネス意表をついたタックル。倒しかけたが、ケージを背負ってこらえるリード。ダブルアンダーフック。しかし押し込んだまま膝。リード入れ替えて押し込む。引き剥がした。またパンチで飛び込んだマルティネスだがリード組み止めた。ホーン。
1Rはダウンを奪ったリードのラウンド。
2R。リードが出るとマルティネス下がる。距離を取って蹴りを出していくマルティネスだが、リードの方がリーチがある。組んでケージに押し込んだリード。テイクダウンを狙うが倒せず。離れると今度はマルティネスがタックルからケージに押し込む。ホーン。
2Rはヒット数でマルティネス。
3R。マルティネス出てきた。前蹴り。リードが詰めるとまた距離を取るマルティネス。追いかけるリードだがマルティネスがタックルでテイクダウン。しかし自ら立つと足を蹴る。リードの立ち際に膝を入れた。入れ替えたマルティネスだが、テイクダウン狙いでバランスを崩して下に。すぐ立つとダブルアンダーフック。が、投げを返され倒された。リードバックからパウンド。立ったマルティネスをまた倒したリード。バックから殴る。マルティネスまた立ち上がりなんとか正対したが時間がない。ケージに押し込んで膝を打ち込むリード。タイムアップ。
3Rは明確にリード。
三者29-28でリード勝利。
無敗でUFCデビューしたマルティネスだが初黒星。テイクダウンの穴が大きかったのはマルティネスの方だったか。体格的にも劣っていた。