UFC on ESPN+68:ポストファイトボーナス/総評

ファイト・オブ・ザ・ナイト:グレゴリー・ホドリゲス vs. チディ・エンジュクアニ

パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト:ジョー・パイファー、デイモン・ジャクソン

メインのサンドヘイゲン vs. ヤドンは予想していたよりヤドンが健闘。もっと一方的に、4Rくらいの内容に終始するかと思ったが、前半はむしろ押していた。ジャッジも1Rはヤドン、2Rも2者がヤドン支持で、5Rを取った方が勝ちという状態。アメリカではあれくらいのカットでは止めないことが多いのでストップは意外だったが、ヤドンがドクターの呼びかけに「目が見えていない」と答えたことで止められたとのこと。実際続けていても逆転勝利の可能性は低かったか。

サンドヘイゲンはヤドンのテイクダウンディフェンスが穴と見ていたのか、予想以上にタックルを多用してきた。ヤドンも4R以外は下にされて押さえ込まれる展開にはならなかったものの、タックルのフェイントに何度も引っかかっていたし、意識することで前に出る圧力も減っていたのかもしれない。終わってみればヤドンの完敗だったが、まだUFCバンタム級では2番目に若い24歳。これからに期待できる敗戦だった。

セミのもうすぐランカー対決はUFCデビューから2連続秒殺KO勝ちのエンジュクアニに序盤膝を効かされたホドリゲスが殴り勝って逆転勝ち。もともとグラップラーのはずなのに、UFCではこれで4勝3KO。武器のグラップリングを使わずに勝てている。次はランカーとの対戦に期待。

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