ウェルター級。
UFC9勝4敗のブラウン。なかなか中堅から抜け出せなかったが、ここ6戦では5勝1敗。ランキングが見えてくるポジションに。長いリーチを活かしたパンチが武器だが、9勝中三角・チョーク・ギロチンで3つの一本勝ちがある。
トリナウドは44歳。プレリムに出たアレクセイ・オレイニクに続く、2番目の年長ファイター。ライト級ではランキングにも入っていたことがあるが、体重が落ちなくなりウェルター級転向。初戦はムスリム・サリコフに判定負けしたが、そこから2連勝していて、衰えを感じさせない。キックがバックボーンのストライカー。
勝った方がランカーへの挑戦権を手に入れる試合。
身長差がかなりある。トリナウドは腹回り太め。距離を取りジャブを打ち込んでいくブラウン。関節蹴り。間合いに入り込めないトリナウド。ミドルも空振り。逆にミドルを入れたブラウン。トリナウドのインローでバランスを崩した。右ストレートがビッグヒットしトリナウド尻もちダウン!追い打ちに行かずに立たせたブラウン。鳥な黄土詰めてきた。ケージを背負ったところにパンチからボディロック。テイクダウンを狙うがブラウンがっつりケージつかみして防ぐ。引き剥がした。ブラウン飛び膝。しかしキャッチしたトリナウドがボディロックからテイクダウン。バックに。しかし前に落ちる。が腕十字へ。スパイダーウェブからマウントに移行しようとしたが、ブラウン。抜けて立った。起き上がったブラウンがニンジャチョークの体勢。引き込んで決めようとしたところでホーン。
1Rブラウン。
2R。トリナウドインロー。詰めていく。しかしブラウンのジャブ連打。前蹴り。ジャブの連打から右。トリナウドもパンチを出しているがヒットしていない。ブラウン右ハイ。さらに右。余裕が出てきたブラウン。顔面に前蹴り。右ハイ。トリナウドも手を出しているが、やはり間合いが遠い。左オーバーハンドを当てたが浅い。テンカオを入れるブラウン。オーバーハンドの左連打。残り1分。蹴りで出たブラウンだがトリナウド組み付きスタンドバックに。ブラウンがバックを取らせてのキムラを狙ったところでホーン。
2Rブラウン。
3R。長い足で蹴りを出していくブラウン。間合いに入らせない。しかしトリナウドのカーフキックでスリップダウン。トリナウド上になるがブラウンのガード。密着した状態で肘・パウンドを入れるトリナウドだがフィニッシュが必要。ブラウンは逃げ切り狙い。ガードで凌ぐことを選択。パウンドを入れるトリナウドだが、下から抱えられて強いパウンドが打てない。ハーフにしたトリナウドだが残り1分。サイドに出たが、ガードに戻された。ブラウンホールディング。タイムアップ。
三者29-28でブラウン勝利。
3Rは下になったが計算づくの逃げ切り。ただ1Rの内容を見る限りは、フィニッシュを狙っていきたい試合と思われたが。
トリナウドはやはりウェルターだとリーチ差に苦しむ展開が増えてくる。